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この一戦、きっと天下分け目の戦いになる!?
全8戦で争われるSUPER GTは、ご存知のとおり第7戦はウエイトハンデが半減し、最終戦はノーハンデの戦いとなる。つまり、オートポリスが舞台の第6戦は、ランキング上位陣にとって最もハンデが厳しく、我慢を強いられるレースとなるのは必至だ。しかし、そんな状況で少しでも多くのポイントを稼いだチームが、チャンピオン獲得により大きな前進を果たすのではないだろうか。
その一方で、ハンデに苦しんでいないチームの大躍進も十分考えられ、普段とは一味違った光景を見られそうだ。アップダウンに富んだテクニカルコースとして知られるオートポリスは、特に予選ではコーナリング自慢のマシンが有利。それで軽ければ、まさに鬼に金棒も同然だ。
ここまでレクサス勢が2連勝、昨年は4位まで独占!
2016年は熊本地震で、施設の一部に損傷があったため、レースは中止に。過去2年間のリザルトを見れば、ポールポジションを奪っているのは、いずれもホンダNSX-GTで、17年は山本尚貴/伊沢拓也組が、そして18年は野尻智紀/伊沢組となっている。ところが、決勝となると、17年は塚越広大/小暮卓史組が2位、山本/伊沢組が3位となっているが、優勝を飾ったのは中嶋一貴/ジェームス・ロシター組のレクサスLC500。18年に至っては、平川亮/ニック・キャシディ組を筆頭に、LC500勢が表彰台の独占どころか、4位までを占めることとなっていた。
これだけ見ると、NSX-GTが予選に強く、決勝ではLC500が強いということになる。これにはNSX-GTがミッドシップであるということが要素として深くありそうで、一発の速さとして、オートポリスと相性がいいのは間違いない。しかし、オートポリスには名物とも言えるセクター3に、まるで峠のようなステアリングの切り返しの続く登り区間が存在する。ここがタイヤを容赦なく痛めつけることで知られるが、エンジンを車体中央に置く分、リヤタイヤへの負担が大きくなってしまう、ということが考えられる。すると300kmの決勝においては、フロントにエンジンを置くFRの方が少なからず有利なのかもしれない。
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