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ホンダ勢に明暗が……。優勝はARTA NSX-GTが獲得!
40分以上の中断を経て、レースはまたもSCの先導によって再開。19周目にグリーンシグナルが灯される。中断中もマシンはストレートに止められたため、もちろんタイヤ交換は許されず。せめてピットでの待機で作業が許されていれば、状況にも変化が生じただろうが、弱まることを知らぬ雨に、もはやクインタレッリはなす術もなく……。伊沢の先行を許してしまう。
これで上位はNSX-GTで独占……だったのだが、なんと24周目の1コーナーで、山本と塚越が接触! スピンしたRAYBRIG NSX-GTはサンドトラップの餌食になってしまう。これで4度目のSC導入に。さらに雨がひどくなる一方であったことから、31周目に再び赤旗が。それからほぼ30分後に、レースの中止が発表された。
また、トップだったKEIHIN NSX-GTは、RAYBRIG NSX-GTとの接触が「危険なドライブ行為」と判定され、ペナルティが課せられて14位へと降格。繰り上がってARTA NSX-GTが優勝を飾り、2位はMOTUL AUTECH GT-Rで、3位はカルソニックIMPUL GT-Rが獲得した。レース周回が規定の75%に満たなかったため、ハーフポイントとなっている。
「絶えず雨の量が多く、ウォータースクリーンでほとんど前が見えず、どこを走っているのか分からなくなるほどで、コース上に留まるのに必死でした。前のニッサン車2台を抜いたことで転がり込んできた勝利ですが、ホンダ同士のことなので素直には喜べないというか。でも、Q2で野尻(智紀)選手が5番手を獲ってくれたからの結果なので、幸先の良いスタートが切れたと思うこととします」と伊沢。
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