14th MSJ

先週末、4月6日＆7日に恒例の、 モータースポーツジャパン2019 フェスティバル インお台場(MSJ)を開催しました。
ここ数年は、春の嵐に翻弄されて二日間を安全に開催することが難しかったのですが、今年は幸いに天候に恵まれ、風もなく初夏を思わせるようなコンディションで来場の皆さんにモータースポーツをお腹いっぱい楽しんでいただけたと喜んでいます。

このエッセイにも何度も書かせていただいているのですが、私、高橋二朗は、NPO法人　日本モータースポーツ推進機構の理事を務めさせていただいておりまして、この団体がMSJを主催しておるのであります。日本のモータースポーツをもっともっと盛んにしたい、もっと多くの人たちに知っていただきたいと2006年に最初のMSJを開催しました。今年で14回目となりました。二日間で10万人以上の来場者を数えました。ありがとうございます。会場は、東京のお台場。当地で行われるイベントでは、最大級。ここ10年くらいは＜地主＞の東京都さんからもイベントが終了すると直ぐに「来年も同時期に開催しますよね？」と先方から問い合わせいただいて、優先的に開催をさせていただいております。ハイ。

＜高橋国光総監督、山本尚貴を招いて開催された「チームクニミツ」トークショー＞

最近、昔のことを思い返して、感慨に耽ります。
2006年の春先。お世話になっている出版社のある人から電話があって
「例の話、そう東京のど真ん中でモータースポーツのイベントやるって話だよ。協力するって言ったよな、な、なっ」
「言いましたよ！男に二言は無い！！」
「よく言った、ジロー。じゃあ、やるぞ！事務局長を任せた」
「お任せください！ところで、開催は1年後？2年後？」
「9月」
「来年の9月か。いまから準備すればなんとかなりそうですね」
「そうじゃない。今年の9月だよ。早く準備にかかってくれ！よろしくね」
「え、え、えっ。無理でしょ、無理でしょ、半年しかないよ」
「無理じゃないんだ。やるんだ！よろしく」　　ガシャっと電話は切れた。

＜高星明誠選手を招いてのフォーミュラEトークショー。テストドライバーを務める高星選手ならではのトークが繰り広げられた。＞

通常の仕事をこなしつつ、準備にかかったのです。
ゼロスタートで準備、組織をまとめて、なんとか秋分の日の開催にこぎつけた。
今考えれば、何と危なっかしい、運営事務局と事務局長であったことでしょう。しっかりとした予算組みもできないで突っ走ったので、結果として数千万円の赤字をこしらえてしまったのですが、開催前に赤字が出ることを運営側の御歴々にちゃんと認識していただいていました。

赤字を返済しながら毎年MSJを開催し、11回目を終えて完済。そして、事務局長も退任させていただき、今はヒラ理事です。

来年の開催に関して多くのお問い合わせをいただいておりますが、ご存知のように2020のオリンピック開催があるので、現時点ではっきりとしたお応えはできません。わかったら直ぐにお知らせします。ご来場、ありがとうございました。イベントの状況は以下のURLをご覧ください。
http://www.motorsport-japan.com/msjf/

さあ、今週末はいよいよスーパーGTが開幕です！