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寒風吹く中、千葉県のレーシングカートコースへ行ってきました。
かつては、四街道市にあった新東京サーキットが現在は市原市に移転。
師走に入っているので、イベントへの参加台数が少ないのではないかという心配は、見事に裏切られ、パドックは参加者とスタッフ、家族、友人達でごったがえして、熱気ムンムンでした。少年から中年カーターまで各ヒートが次々にスタート。周回を終えてパドックに戻って来るやドライビングについて、セットアップについて、あれやこれやのディスカッション。
どこからか子供の泣き声が、少女の前にはお父さんらしき大人が厳しい表情で立っている。どうやら、サーキットまで来たけれど、言うことを聞かないのでレースに出させないと、お説教をもらってしまったみたい。泣きながら、謝って、カートに乗せてほしいと懇願する少女。それを見ていたら、同じようなシーンの多くがフラッシュバックしてきた。何十年も変わらずレーシングカートコースで繰り広げられてきた親子の風景。カートに乗りたくてしょうがない少年少女には、このお仕置が一番キツイ!
それを遠目で見ていたら、後ろから声をかけられた。
日本のカートショップの老舗中の老舗の御大。Bさん。息子さんに商売の実権は渡したとはいえ、現場に足を運んでいたので、多くのカーターと言葉を交わす。そしてひとしきり昔話に華が咲く。と、目の前を国内のトップドライバー○山S選手が通り過ぎる、予選ヒートを終えて車検で計量を終えたカーターがヘルメットを脱ぐと、それは、○下K選手ではないか。ホスピタリティテントを除くとそこには○丸Y選手が走行後のデータをロガー解析して少年達とモニターに見入っている。その風景は4輪レースとの垣根が一切ない。
今やレーシングカートもデーターロガーを搭載して走りを分析する時代になっているとは、驚いた。最新のレーシングカートに関しては完全に『浦島太郎』状態。御大が「違うよ、浦島二朗だろ!」とこれには参った。
そういえば、少し前にブラジルで開催された世界大会の模様がフェイスブックにアップされていた。そこにはトヨタ ガズーレーシングのアンバサダー、アレキサンダー・ブルツ氏の姿があった。そして、往年(失礼かな)ドライバーのロベルト・モレノ氏の顔も。
モータースポーツのエントリーカテゴリーであるカート、レーシングカートに久しぶりに触れた数時間だった。幅広い年齢層、そして男女問わずに楽しみ、競うことができる。モータースポーツを気軽に、そして比較的手軽に楽しめるモータースポーツは他にはありませんね。
一度、レーシングカートコースへ行ってみることをお勧めします。
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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