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モーター スポーツ コラム 2018年11月16日

チャンプは陽炎か蜃気楼のように…

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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ニック・キャシディ

24歳の青年は、皆に肩を叩かれても、ほんのわずかに口元を緩ませるだけで、視線をあげようとはしなかった。時折上げた視線は虚空をさまよっているようにも見えた。それは、前日の彼の表情とはまるで違っていた。

数日前のSNSで母国のヒーローたちと記念写真に収まっていた彼。満面の笑顔は少年のようだった。来日したラグビーのオールブラックスを表敬訪問した彼。「凄く緊張した。あんなに緊張したことはないよ。だって、オールブラックスの皆と会えるなんて、最高だった。レースのスタート前より緊張したよ」とニック・キャシディ選手は興奮して楽しそうに語っていた。それがスーパーGT最終戦、ツインリンクもてぎの土曜日、予選前のひとコマ。

2017年にはチームメイトの平川 亮選手との最年少コンビ、23歳でチャンピオンを獲得、今年も連覇するべく、臨んだもてぎ、同ポイントのTeam KUNIMITSU NSXとの対決となった。互いに前でゴールすればチャンピオン獲得。キャシディ選手自身も順位アップに成功。セカンドスティントでライバルNSXと3位争いを演じ、平川が最短0.4秒まで迫った。元F1世界チャンピオン、ジェンソン・バトン選手は若き平川選手の猛追を老練な走りで退けた。結果3ポイント差で連覇ならず。平川選手の落胆も大きかったが、第1スティントを終えて、ゴールまでのレースをモニターで見ていたキャシディ選手が残り4周で間隔が広がった瞬間に彼は天を仰いだ。

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