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サッカー フットサル コラム 2018年7月25日

きわめて後味の悪いエジルを巡る事件 ドイツ代表は「寛容性」を象徴する存在だったはずなのに……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そんなドイツも、2010年代後半になると中東からの大量の難民の流入で排他的な雰囲気が醸成され、難民受け入れに反対するポピュリズム政党が勢力を強めつつあるのが現状だ。 そんな時期に、ドイツ代表がワールドカップで早期敗退し、それに伴ってエジルの問題が起こったのだ。

これから育ってくる若い世代のトルコ系の選手にとっては、ドイツ代表を選択することが難しくなるかもしれない。スタンドでの人種差別的な事件が多発するかもしれない。ドイツとトルコの関係もぎくしゃくしたものとなるかもしれない。あるいは、民族的な寛容性を体現したような存在だったドイツ代表が、かえって人種問題に波紋を投げかける存在になってしまうのかもしれない。

エジルを巡る今回の問題はとにかく後味の悪い事件だった。何らかの和解が成立してほしいものだ。サッカー・ファンとしてはメスト・エジルという名選手の活躍をこれからも見ていたい。もうすぐ、プレミアリーグも開幕するが、クラブでの試合であれば、国籍とか人種とかいったことと切り離して純粋にエジルのプレーを楽しめるはずだ。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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