人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2023年7月6日

【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第5ステージ】勝利への啓示は一瞬のひらめき ジャイ・ヒンドレーが初出場初勝利でマイヨ・ジョーヌ! ポガチャルはヴィンゲゴーのアタック許し約1分の遅れ

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line

新型コロナ禍で行われた2020年のジロで個人総合2位になり、一躍グランツールレーサーとしての地位を確立したヒンドレー。2022年のジロでは最終日前日の劇的な逆転でマリア・ローザを獲得し、その走りは一層確かなものとなった。山岳比重の高い今年のツールは自信のあるところで、早くから出場を表明。2連覇の権利を有していたジロをあきらめてまで。意外にもツールは初出場で、これが初勝利。オーストラリア人ライダーとしては、史上8人目となるマイヨ・ジョーヌ着用者になった。

ヒンドレーの歓喜から約30秒。ヴィンゲゴーらのグループがフィニッシュへとやってきた。追いつかれたジュリオ・チッコーネ(リドル・トレック)らは先頭交代のローテーションにほとんど応じず、ヴィンゲゴーの鬼牽き状態。ステージ2位はチッコーネが押さえて、ヴィンゲゴーは5位。ただ、彼にとってはステージ順位など問題ではない。ポガチャルらとのタイム差である。

そのポガチャルたちは、ヒンドレーから1分38秒、ヴィンゲゴーとは1分4秒差でのフィニッシュ。いまひとつ綺麗に先頭交代が回らず、先を急いだ選手たちとの差が広がる形になった。ただポガチャルは自身のレース結果とは異なる心配を口にしている。

「難しいレースだったけど、それよりもガールフレンドがジロ・ドンネでクラッシュしたと聞いて心配なんだ。僕にとって深刻なのはヨナスから1分遅れたことじゃない」(タデイ・ポガチャル)

第5ステージの結果を受けて、マイヨ・ジョーヌはヒンドレーへ。総合タイム差47秒でヴィンゲゴーが続き、同1分3秒差でチッコーネが個人総合3位につける。ポガチャルは1分40秒差の6位。今大会最初の本格山岳ステージで、早くも状勢が混沌としてきた。

「今日のタデイに何があったのかは分からない。でも、彼のことはよく知っているつもりだよ。最後の最後まで決してあきらめないところとかね。パリまでの戦いになるよ」(ヴィンゲゴー)

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ