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【速報 ジロ・デ・イタリア2024】フィニッシュ手前3kmの無印峠でポガチャルを追いかけたナルバエスがステージ優勝/第1ステージ
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まさに完全無欠。ワウト・ファンアールト、強さの根源「まだまだ僕に出来ないことはたくさんある」| ツール・ド・フランス 2022
ツール・ド・フランス by 宮本 あさかポイント賞でも最多記録を更新
10人の候補選手の中から、至極当然のように、スーパー敢闘賞にも選ばれた。レース委員長+審査員4人+インターネット投票による結果、文句なしの満場一致だった。
もしもジロ・デ・イタリアだったら、ワウトは中間スプリント賞もダントツ首位でかっさらっているはず。なにしろ個人タイムトライアルを除く全19ステージ中、16区間で中間ポイントを計220ポイント積み重ねている。なんと総逃げ距離687km(procyclingstats調べ)で、細かいルールを無視すれば、フーガ賞だって首位なのだ。
ちなみに山岳賞は首位ヴィンゲゴーからわずか13ポイント差の5位で、ツール期間中に獲得したUCIポイントはヴィンゲゴーとポガチャルに次ぐ堂々3位の795点。冗談半分でかつてのブエルタ・ア・エスパーニャの謎の複合賞に換算してみると、どうやらポガチャル1位8点、ヴィンゲゴー2位9点、トーマス3位25点に続く4位28点……。
まさに完全無欠。「世界最高の自転車選手」と、2022年ツールの最終マイヨ・ジョーヌに言わしめたファンアールトは、果たしてこの先どこへ向かうつもりなのだろうか。
「まだまだ僕に出来ないことはたくさんある。難関峠が立て続けに続く難関山岳コースでは、総合エースたちに着いていくことは出来ないし、ど平坦でイージーな1日の大集団フィニッシュでは、ピュアスプリンターたちに対抗することは難しい。ただし、この2種類の地形の中間のコースなら、すべてが僕向きなんだけど」
こんな風に謙遜するワウトだが、最終週の超級オタカム山頂3位後には、自らのポテンシャルをはっきりと認めざるを得なかった。
ヴィンゲゴーと抱き合うワウト
「もしかしたら、僕がいつの日かマイヨ・ジョーヌを狙えるかどうかを判断するための、良いテストになったかな……」
そう、ワウト・ファンアールトの世界では、強く信じさえすれば、すべてが可能になる。
文:宮本あさか
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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