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参考までにグルペット内で1級山岳ペイラギュードの登りをこなしたアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)の平均心拍数は、タイムオーバーまでかなり時間的な余裕があったこともあり、124bpmという低さ。タイムオーバーまで16秒というギリギリのタイムでフィニッシュに滑り込んだファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル)を含めてスプリンターたちは完走に駒を進めています。
ステージ優勝を飾ったヴィンゲゴー
第18ステージ ルルド ~ オタカム
「ツールの山岳決戦、ここに極まれり」という第18ステージは、超級山岳オービスク峠と1級山岳スパンデル峠(ツール初登場)を越え、超級山岳オタカムにフィニッシュするという獲得標高差4,000mの過酷なレイアウト。
攻撃的な走りに徹したポガチャルは1級山岳スパンデル峠を29分32秒で駆け上がってKOM獲得。VAM1,725のハイペースでもヴィンゲゴーを振り切ることができず、そこからテクニカルな下りをこなして最後の超級山岳オタカムへ。ちなみに逃げグループのファンアールトの1級山岳スパンデル峠の登坂タイムは31分52秒で、グルペットは43分06秒。そして下り区間はファンアールト12分00秒、ポガチャル12分28秒、グルペット11分53秒でした。
下りコーナーで転倒したポガチャルをマイヨ・ジョーヌのヴィンゲゴーが待つというスポーツマンシップを見せながら、今大会最後の山岳決戦がスタート。超級山岳オタカム(登坂距離13.4km・平均勾配7.7%)でファンアールトが「前待ち作戦」を成功させてヴィンゲゴーをアシストし、ついにポガチャルが脱落します。ポガチャルは超級山岳オタカムを37分36秒で駆け上がったものの、ヴィンゲゴーから1分04秒遅れ。ステージ優勝を飾ったヴィンゲゴーの登坂タイムは36分32秒でした(ファンアールト41分11秒、グルペット53分06秒)。グルペット内のクリストフは相変わらず平均心拍128bpmという低強度です。
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