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サイクル ロードレース コラム 2022年7月19日

アルプス3連戦でマイヨジョーヌ交代!灼熱の南仏を走る大会2週目|辻啓のStravaデータから読み解くツール・ド・フランス

ツール・ド・フランス by 辻 啓
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第14ステージ サンテティエンヌ 〜 マンド

久々のステージ優勝を飾ったマシューズ


ゴツゴツした中央山塊を走る第14ステージはアップダウンの連続。2級山岳クロワヌーブ(登坂距離3.0km・平均勾配10.2%)。この日も逃げ切りの展開になり、スプリントに持ち込むことなく最後の2級山岳クロワヌーブでアルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト)を置き去りにしたマイケル・マシューズ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)が久々のステージ優勝を飾っています。

ステージ優勝と並行して繰り広げられたのが急坂クロワヌーブでのマイヨジョーヌ争い。ヴィンゲゴーから総合首位の座を奪い返そうとポガチャルがアタックしたもののヴィンゲゴーは離れず。ポガチャルはこの2級山岳クロワヌーブを平均スピード20.2km/hという猛烈なスピードで駆け上がっており、そのVAMは2,065に達しています。

ちなみにステージ中盤の下りでポガチャルは最高スピード98.6km/hをマーク。同じ下りでマイヨアポワを着るシモン・ゲシュケ(ドイツ、コフィディス)は最高スピード102.4km/hというついに三桁オーバーのスピードを記録しています。

第15ステージ ロデズ 〜 カルカッソンヌ

競り合う選手たち


とにかく南フランスらしい暑さが選手たちを苦しめることになった第15ステージ。最高気温が40度に達する酷暑のステージはカルカッソンヌの街中での集団スプリントに持ち込まれ、ジャスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)が念願のステージ初優勝を飾っています。フィリプセンのSTRAVAログを見るとラスト10kmの平均スピードは56.9km/h。スプリントのトップスピードは67.3km/hでした。

ちなみにステージ2位に入ったワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)のスプリント中のトップスピードは66.4km/h。何度も逃げ、集団スプリントにも絡み、そして山岳ステージでヴィンゲゴーをサポートするファンアールトは真のオールラウンダー。いつの間にか圧倒的なポイント賞のリードを築き上げています。

ツールは3回目の休息日をカルカッソンヌで迎え、決戦地ピレネーへと向かいます。大会最終週には1級山岳ペイラギュードや超級山岳オタカムの山頂フィニッシュが登場。最終日前日の40.7km個人タイムトライアルでマイヨジョーヌ争いもクライマックスを迎えます。

文:辻 啓
代替画像

辻 啓

海外レースの撮影を行なうフォトグラファー

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