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第14ステージのスタート直後にも、マンドの激坂フィニッシュ間近でも、ポガチャルは鍵をなんとかこじ開けようとあがいている。やはりユンボとヴィンゲゴーの厳重なディフェンスラインを、強硬突破することは不可能だった。
「ポガチャルが仕掛けてくるだろうことはよく分かっていた。チャンスと見るや否や、彼はアタックしてくるはずだ。さもなければ僕は逆にびっくりするだろうね」(ヴィンゲゴー)
ところが、大会第2週目最後の日、ユンボ・ヴィスマの内部バランスが崩れた。ステージの朝には、満身創痍で戦い続けてきたログリッチが、チームの掲げる「黄色と緑の野望」が叶えられつつあることを確信しながら大会を離れ、ステージ中の落車でクライスヴァイクが即時リタイアに追い込まれた。つまり2人のクライマー、2人のベテラン、2人のグランツール表彰台経験者をユンボは一気に失ったことになり、これは同時にポガチャルのUAEと同じく6人で大会最終週へと乗り込むことを意味する。
「サポート役を失うのは、決してありがたいことではない。それでも僕らは最高に強いチームだし、ただベストを尽くすだけ」(ヴィンゲゴー)
そんなヴィンゲゴーもまた、ベノートと共に地面に転がり落ちた。前夜にポガチャルが「僕らの作戦は、ヴィンゲゴーとユンボにストレスをかけていくこと」とコメントしていたが、まるでそんな言霊に操られてしまったかのようだった。
幸いにもマイヨ・ジョーヌにほとんど怪我はなかったし、すぐに助けに駆け付けたチームメイトたちの尽力により、早々にメイン集団復帰を果たした。それでも、ほんの4日前に「伝説級」と絶賛されたばかりのユンボ・ヴィスマのレース運びは、途端に疑問と批判の渦に巻き込まれた。ログリッチの早期リタイアを許したのは間違いではなかったのか、マイヨ・ヴェールぶっちぎり首位のワウトが落車したヴィンゲゴー補佐の最中に中間ポイント収集に向かう必要はあったのか、そもそもスプリント勝利を獲りに行ったワウトが落車に巻き込まれリタイアしたら一体どうするつもりだったのか……etc。
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