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サイクル ロードレース コラム 2022年7月19日

パヴェや激坂フィニッシュをこなし、ツールは決戦の地アルプスへ|辻啓のStravaデータから読み解くツール・ド・フランス

ツール・ド・フランス by 辻 啓
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第9ステージ エーグル(スイス)〜 シャテル・レ・ポルト・デュ・ソレイユ

峠道を走るプロトン


スイス国内を走り、いくつものアルプスらしい峠道を越えてフランスに戻る第9ステージの獲得標高差は3,600m。逃げグループ内でステージ優勝争いが繰り広げられた結果、残り63kmを独走したボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、アージェードゥーゼール・シトロエン)が勇敢なる逃げ切り勝利を果たしました。

フランスとの国境に佇む登坂距離15.4km/平均勾配6.1%の1級山岳パ・ド・モルジャンをユンゲルスは39分54秒で登り切っています。それに対して、追走グループから追い上げたティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)は38分15秒。フランスの期待を背負ってステージ優勝を狙ったピノでしたがタイム差を詰めきれずにステージ4位に終わっています。UAEチームエミレーツ率いるメイン集団はピノとほぼ同じペースで登りをこなし、最後はポガチャルとヴィンゲゴーが登りフィニッシュでライバルたちから3秒差を奪うことに成功しています。

長い長い大会1週目が終わり、選手たちはアルプスの山間の町シャテルやモルジヌに散らばって休息日を迎えています。どの選手もおおむね30kmから60kmほどを低強度でリカバリーライド(リカバリーと言っても平均スピードは30km/hを超えるライドばかり)をこなし、生活リズムを崩さずに大会2週目へ。週明けのアルプス3連戦で再び頂上決戦が繰り広げられます。

文:辻 啓
代替画像

辻 啓

海外レースの撮影を行なうフォトグラファー

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