人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
パヴェや激坂フィニッシュをこなし、ツールは決戦の地アルプスへ|辻啓のStravaデータから読み解くツール・ド・フランス
ツール・ド・フランス by 辻 啓気になるのはジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの同年出場に挑戦中のマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)の元気のなさ。この日も自由な役割が与えられつつも目立つ走りが出来ず、セクター1を心拍数172bpm、平均スピード41.0km/h、平均出力329Wという平均的なスピードで駆け抜けています。しかし流石はオフロード走行に長けているファンデルプールだけに、パヴェ区間の出力は同じ体重の選手たちよりも低い印象です。
第6ステージ バンシュ(ベルギー)〜 ロンウィー
シャルルヴィル=メジエールを通過するプロトン
気が休まらないステージが続くツール前半戦。パヴェで苦しんだ選手たちはこの今大会最長(219.9km)で逃げを見送ると思いきや、スタートから延々とアタック合戦が続く消耗戦に。レース開始から2時間が経過しても平均スピードが51.2km/hという高速な展開で、マイヨ・ジョーヌを着るファンアールトが逃げに乗るという珍しい光景が見られました。ファンアールトのSTRAVAログを見るとステージ終盤にかけての独走中もペースを維持。しかし最終的にメイン集団に捉えられ、マイヨ・ジョーヌ防衛に失敗しています。
そして最後は登坂距離1.6%/平均勾配5.8%の登りフィニッシュ。手前の3級山岳で絞られた精鋭集団によるスプリントに持ち込まれ、ポガチャルがステージ優勝を飾るとともにマイヨ・ジョーヌを獲得しています。ツール公式セグメントの最終ストレートのデータを見ると、ポガチャルは勾配3.9%の緩斜面を44.5km/hで駆け抜け、パンチャー系スプリンターのマイケル・マシューズ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)を力で下しています。スプリント中のトップスピードは51.8km/hでした。
第7ステージ トンブレーヌ 〜 ラ・シュペールプランシュ・デ・ベルフィーユ
激坂フィニッシュでポガチャルのパワーが炸裂
1級山岳ラ・シュペール・プランシュ・デ・ベルフィーユの頂上決戦。ただでさえ厳しいプランシュ・デ・ベルフィーユの登りをさらに1km延長し、しかも未舗装路&最大勾配24%の激坂が登場するフィニッシュで、またもやポガチャルのパワーが炸裂しました。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
5月11日 午後7:20〜
-
5月12日 午後9:00〜
-
5月14日 午後9:00〜
-
5月15日 午後9:00〜
-
5月16日 午後9:00〜
-
5月10日 午後7:50〜
-
Cycle*2024 ジロ・デ・イタリア 休息日TV 第1ステージ~第9ステージ
5月13日 午後9:00〜
-
5月9日 午後9:00〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!