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サイクル ロードレース コラム 2021年10月4日

【Cycle*2021 ミラノ~トリノ:プレビュー】ログリッチやニバリ、バルベルデやフルームも参戦表明!2021年大会はトリノの激坂へと突っ走る!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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前回大会の王者アルノー・デマール

前回大会の王者アルノー・デマール

木の葉が色付き始めた秋の北イタリアは、怒涛のワンデーシーズンまっただ中。すでに9月半ばから格式高いセミクラシックがあちこちで行われてきた。10月に入ってからは、いずれも100年以上もの長い歴史を誇る大会が相次ぐ。すべてはシーズン最後のモニュメント、イル・ロンバルディアに向けて。中でも本番3日前に行われるミラノ〜トリノは、クライマー&パンチャーたちにとって、脚の調子を磨き上げる格好の機会となる。

新型コロナウイルス禍によるシーズン再編成で、ミラノ〜サンレモ3日前に行われた昨大会は、特別に平坦コースが用意された。大集団フィニッシュで締めくくられ、スプリンターのアルノー・デマールが栄光を勝ち取った……。ただ幸いにも、1876年に誕生した現存する最古の自転車レースは、本来あるべき姿を取り戻す。近年アルベルト・コンタドールやディエゴ・ウリッシ、ティボー・ピノにマイケル・ウッズ等々、とびきりの上り巧者たちの手に落ちてきた伝統に則って、2021年大会はトリノの激坂へと突っ走る!

ただしミラノ郊外から走り出し、ポー平原を駆け抜ける全長190kmのコースの、大部分は平坦基調。中盤のズィモーネで短い上り(登坂距離4km、平均勾配4.8%)と、いくつかの小さな起伏をこなすけれど、再び道はフラットに戻る。本格的な上りが始まるのは、フィニッシュまで25kmを切ってから。スペルガ大聖堂へと誘う急な坂道が、2度、選手たちの行く手に立ちはだかる。

ユネスコ世界遺産に登録されたバロック様式の傑作は、この春ジロ・デ・イタリアの開幕を迎えたトリノの、フィリッポ・ガンナがトップタイムを叩き出したグラン・マードレ教会から、ほんの数キロ先にある。イタリア・サヴォイア王家の歴代の王たちが眠るこの地には、市民や観光客たちは、いわゆる登山列車で訪れる。この日のプロトンは、もちろん自転車でよじ登るのだが。

1度目の登坂は全長4.3km、平均勾配9.1%。前半には10%超のゾーンが延々1kmも続き、最大14%にも達する。その後ほんの少しだけ勾配が緩むけれど(と言っても7%台後半)、すぐに11%台へと跳ね上がる。残り19.6km、フィニッシュライン手前600mで一旦道を逸れると、スピードの出る下りへ。

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