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サイクル ロードレース コラム 2014年7月11日

サイクルロードレースの戦術をサッカーに例えて説明!!密集隊形“トレイン”はFWにパスをつなぐようなもの

ツール・ド・フランス by 光石 達哉
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新城幸也の順位が悪くても、落胆するな!

我らが日本の新城幸也が所属するユーロップカーには、スプリントが得意で現在ツールのポイント賞争いで上位につけるブライアン・コカール、上りが強く今年のジロ・デ・イタリアで総合4位に入ったピエール・ローランの2人のフランス人エースがいる。

特にローランは新城への信頼が厚く、もし自らが移籍するようなことがあれば新城も一緒に連れて行こうとしたという噂もあったぐらいだ。

もちろん、新城は平坦ステージではコカール、山岳ステージではローランを上位でフィニッシュさせるためにアシストの役割を担う。風除け、ボトル運び、ペース作り、位置取りとアシストの仕事は多岐に渡る。

つまり新城は自分の成績よりも、ローランやコカールの成績を優先して走っている。だから、もし新城が数分遅れでゴールしたとしても気落ちせず、今日は早めにアシストの仕事を終えて、マイペースでゴールしたんだな、と想像をめぐらせてほしい。新城にとっての勝利は、チームの成功、コカールやローランらエースが活躍することなのだ。

サッカーで応援するディフェンダーやミッドフィルダーが得点を上げなかったからと言って、落胆するファンはいないだろう。その選手のチームが得点を挙げ、勝つ方が何よりもうれしいはずだ。だから、新城のファンは、コカールやローランが活躍したことを喜ぶのが正解なのだ。

もちろん、新城だってチャンスがあれば自らステージ優勝を狙いにいく。ゴール前で目の前にボールがあったら、ネットに蹴り込まないサッカー選手はいないだろう? それと同じだ。

代替画像

光石 達哉

1971年生まれ。モータースポーツとサイクルロードレースをこよなく愛する。自転車系のコラムを執筆するほか、F1の翻訳なども行う。

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