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サイクル ロードレース コラム 2018年7月25日

ツール・ド・フランス2018 第16ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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その後もアラフィリップは素晴らしいハンドル捌きを披露した。かつて同じ下りを先頭で駆け下り、同じフィニッシュ地のバニエール・リュションで2回の栄光を味わったトマ・ヴォクレールから、「下りのアーチスト」と絶賛されたほどだった。本人も「僕はプロトン最高のダウンヒラーではないけど」と前置きしつつ、「上りより下りの方が好きなんだ」と認めた。下り切った先では観客の声援を体中に浴びながら、今大会2度目の、つまり人生2度目のツールステージ優勝を手に入れた。

「まさに幸せとしか表現しようがない。今日はすごく苦しんだ。逃げが出来上がるまでにすごく時間がかかったし、ツール序盤から連日重ねてきた努力が体に疲労として蓄積されていた。だから決して100%の調子とは言い切れなかった。脚がすごく痛かった。でも逃げに乗ってみたら、他のみんなも同じ状況だったみたいだね。今大会は1つ勝つつもりで乗り込んできたけれど、2つも勝てたし、こうして山岳ジャージも着ている。どんなに苦しいステージでも喜びを感じられているし……僕にとって今回のツールは信じられないほど成功さ」(アラフィリップ、公式記者会見より)

区間勝者から8分52秒遅れで、15人の小さなマイヨ・ジョーヌ集団はステージを終えた。最終峠の上りでは総合9位ヤコブ・フグルサングや13位イルヌール・ザカリンが、下りでは6位ミケル・ランダがちょっとしたアタックを試みたが、全てはチームスカイが淡々と回収を終わらせた。

「明日に備えて、ほとんどの総合チームは動かなかった。なにしろ明日はすごく珍しいタイプのステージだからね。今日はそれほど戦術を巡らせる必要なんてなかった。単純に明日はすごく難しいし、しかも最後には今ツール最難関の山が待ち受けている。今ツールを決定づけるステージになるだろう。必ずや大きなタイム差がつく」(トーマス、公式記者会見より)

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