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サイクル ロードレース コラム 2018年7月25日

ツール・ド・フランス2018 第16ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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「プロトンの3分の1が逃げ出したということは、つまりそれ以上の人数がアタックを繰り返したわけだから……最初の100kmはとてつもなくコントロールが大変だった。でも逃げが遠ざかってからは、チーム一丸となって上手く制御ができた。特に翌日に向けて、上手く体力を温存できたと思う」(ミカル・クヴィアトコウスキー、フィニッシュ地インタビューより)

逃げが出来上がるずっと前から、アラフィリップとワレン・バルギルの山岳争いは始まっていた。最初の4級峠はバルギルが取り、2つ目の4級峠でアラフィリップが取り返した。47人のエスケープには、すでに今大会何度も見られてきたように、バルギルは4人のアシストを引き連れて乗り込んだ。チームフォルテュネオ・サムシックがせっせと牽引作業に励む一方で、クイックステップフロアーズはアラフィリップ以外は1人しか滑り込めなかった。

しかし、共に逃げたのは、単なるその辺のアシストとは違う。経験値も実力も高く、なによりアラフィリップをまるで弟のように可愛がるフィリップ・ジルベールである。そして36歳大ベテランは、見事な戦術の一突きを成功させる。2級ポルテ・ダスペの上りで、ひとり逃げ集団から飛び出したのだ。

「マイヨ・ア・ポワ争いにちょっとしたプレッシャーをかけて、追走に力を使わせようと考えた。ジュリアンの発射台代わりでもあった。こうして振り返ってみても、戦術的にはすごく上手くいったよね!」(ジルベール、TVインタビューより)

山頂を大急ぎで先頭通過したジルベールは、ダウンヒルへも猛スピードで飛び込んだ。ところが山頂から3.5kmほど下った地点で、カーブのひとつを曲がり損ねた。そのままピレネー特有の、背の低い石垣に自転車をひっかけると、体を一回転させながら崖下へと転落してしまった……!

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