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【福岡大学附属大濠高等学校】ベンチ陣のステップアップなど選手層の厚さを見せての勝利で2年ぶりの決勝進出 | 高校バスケ ウインターカップ2023
ウインターカップコラム by 青木 崇無料動画
【ハイライト】土浦日本大学高等学校(茨城) vs. 福岡大学附属大濠高等学校(福岡)|高校バスケ ウインターカップ2023 男子準決勝 メインコート(12月28日)
「最初から(インサイドで)バチバチやっていて、自分ももちろんやれば体力が消耗してくるんですけど、その分(試合を)繋ぐのところで怜、将吾、裕斗、3年生の機動力があるメンバーがすごい頑張ってくれたので、自分はそこで体力を回復できました。だから、3Qも4Qもポストでプレーし続けられたと思います」(渡邊伶音)
3Q1分47秒に3点差まで詰め寄られるシーンもあったが、渡邊のインサイドと三輪大和がドライブからフィニッシュして突き放すことに成功。4Qも渡邊と高田の2年生コンビで得点を重ね、7分5秒には4ファウルとなっていた広瀬に代わってプレーしていた鈴木凰雅がこの試合2本目となる3Pを決めたことで、福岡大附属大濠のリードは14点まで広がった。
試合開始から貪欲に得点を奪いにいった高田は、2Pを10分の7というで高確率決めるなど18点を記録。「自分の中ではずっと調子が上がっていなくて、昨日と今日で上がってきた感じです。外からのシュートや伶音に頼りすぎていたというところで、ペイントタッチがないということで、ペリメターの選手がもっと行くというところで、怜と自分がペイントに強く入っていったのがよかったと思います」と、準決勝で持ち味を発揮できたことに手応えを感じていた。
その後は土浦日本大のプレッシャーにしっかり対応してミスを限定させ、時間をかけてオフェンスを遂行した福岡大附属大濠は、堅実なディフェンスを最後まで継続し、71対57のスコアで快勝した。2年ぶりの頂点まであと1勝に迫ったが、決勝の相手は藤枝明誠を圧倒したライバル、福岡第一。4年ぶりの福岡対決は、ウインターカップの歴史に残るような壮絶な一戦になりそうだ。
文:青木崇
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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