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【Bリーグ 2018-19第5節 千葉 vs 北海道プレビュー】過去2シーズン、北海道は千葉に全敗。千葉#3マイケル・パーカーへの供給源を断ち、今節こそ勝利が欲しい。
B.LEAGUEコラム by 片岡秀一第5節は同地区同士の対戦カードが組まれている。優勝争いは勿論、CS出場の枠を争う意味での、シーズン序盤の1試合が大きな意味を持つ。それは過去2年のB.LEAGUEの各チームの命運を見ても明らかだ。また、クラブの持つ背景、地域柄、直接対決での培われてきた関係性を持つチームも多い。同地区同士の対戦は特別な意味合いを持つ。
千葉と北海道も、特別な関係性を持つチームの組み合わせの1つである。戦績の部分では、B.LEAGUE開幕からの過去2シーズン、ここまで千葉が14連勝中、競った試合も演じているが最終スコアだけを見れば10得点以上の点差になった試合も多い。千葉は北海道を相性が良いと言っても良いかもしれない。北海道にとっては、このまま白星を献上するわけにはいかない因縁の相手である。
1週間前の対戦では、マンツーマンとゾーンディフェンスを駆使し、相手のリズムを狂わそうとする北海道に対し、千葉の的確なオフェンスが光った。PG#2富樫勇樹、SG#27石井講祐の的確な状況判断の良さが光った。両選手ともに高確率の3Pシュートを武器の1つとするが、同じぐらいにゲームに勢いを与えるのが的確なパスだ。
微妙なズレや、サイズの優位性を見逃さずに瞬時に判断を下して供給されるパスを起点に数多くの得点へ繋がっている。前回の対戦では、12/13という驚異的なシュート決定率をマークした#3マイケル・パーカーであるが、本人の走力や、リング周辺のシュート決定力に加え、ミスマッチを見逃さない両選手の冷静なパス供給が重なりあったからこそ。特に、ファーストブレイクの状況、走力に自信のある#3パーカーにアウトサイド選手がマークせざるを得ない状況に陥ると、対戦チームにとっては黄色信号。気が付くとゴール下へパスが展開され、ダンクシュートを許すか、ファールを犯すかの二択に迫るケースも多い。決して簡単なパスではないが、チームメイトの特徴を理解しているからこそ成立するプレーだ。数多くの得点や、次に続くチャンスを作り出す突破口になっている。
勝利を掴みたい北海道は、まず、栃木戦でも殊勲のシュートを沈めたPGの#8多嶋朝飛、#32松島良豪が、千葉の司令塔である#2富樫、#11西村文男に少しでもDFでプレッシャーを与えて快適にプレーをさせない事が重要。両外国籍選手、北海道の絶対的なエースである#15マーク・トラソリーニ、強靭な肉体でリング下を固める#13デイビッド・ドブラスと千葉#21ギャビン・エドワーズ、#1ジョシュ・ダンカンらは、それぞれにアドバンテージが異なる選手。千葉の場合、そこに#3パーカーが絡んでくる事で、40分間を通じて粘り強いリバウンドや強度の高いディフェンスを継続する事が可能としている。この部分は、千葉にアドバンテージがあると言っていいだろう。
不利になる部分をサポートし、特徴を生かすためには、日本人選手の奮起が必要不可欠。前回対戦時にも攻守共に躍動感のあるプレーを見せた194cmの#11桜井良太、栃木戦で活躍の若手#17川邉亮平、思い切りの良い#1関野剛平、リバウンドが期待される#10市岡ショーン選手らの奮闘が鍵となる。
両チームの関係性には、共に1970年生まれの両球団社長、島田慎二氏、今季も変わらずに高いパフォーマンスを見せている#9折茂武彦球団社長兼選手の交流も色合いを濃くしている。昨シーズンよりコラボレーションTシャツ企画などを実施しているが、今シーズンは、北海道胆振東部地震へのチャリティーTシャツも両クラブのカラー、両球団社長のイラストで製作、売り上げの一部が義援金として寄付される。10月18日には、被害の大きかった厚真町を両社長が訪問、支援物資などを届けた。
実際のゲームが強さと、激しさ、同時にスポーツマンシップに溢れ、GOOD GAMEとなればなるほど、このような取り組みも価値を増すもの。バスケットボールを超えた領域の活動にも積極的に取り組む両クラブの対戦だからこそ、今回の対戦が熱戦になる事に期待したい。
10月24日 (水) 午後7:00~午後9:30【生放送】
Bリーグ 2018-19 第5節
千葉ジェッツ vs. レバンガ北海道
詳しくはこちら

片岡秀一
埼玉県草加市出身。1982年生まれ。 ゴールドスタンダード・ラボの編集員としてクリニックレポート、記事の企画・編集や、クリニックなどの企画運営をし、EURO Basketball Academy運営も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。
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