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【2017-18 B.LEAGUE NOTEBOOK 22】外国籍選手の多くが気にするマーチマッドネス。三河の新戦力は母校がファイナルフォー進出で大喜び
B.LEAGUEコラム by 青木 崇Bリーグでプレーする外国籍選手の多くが、NCAAディビジョン1の大学出身。シーホース三河の桜木ジェイアール(1995年のUCLA)、琉球ゴールデンキングスのヒルトン・アームストロング(2004年のコネチカット大)、アルバルク東京のジャワッド・ウィリアムズ(2005年のノースカロライナ大)のように、NCAAトーナメントで優勝を経験した選手もいる。彼らの母校愛は非常に強く、3月になるとNCAAトーナメントの結果をすごく気にしている。彼らからマーチマッドネスの思い出を聞くことは、この時期にBリーグを取材する楽しみの一つだ。
第1シードが第16シードに初めて敗れるなど、例年以上に波乱の多いNCAAトーナメントは、3月31日と4月2日に行われるファイナルフォーを残すのみ。ファイナルフォーまで勝ち上がったチームのOBをチェックしてみると、B1では2月にシーホース三河に加入したコートニー・シムズとアルバルク東京のランデン・ルーカス(カンザス大出身)の2人。ミシガン大出身のシムズは、4年間3度20勝以上の成績を残しながらも、一度もNCAAトーナメントの舞台を踏めなかった。
3月24日の横浜ビー・コルセアーズ戦後、ミシガン大の快進撃について聞かれると、シムズはすぐに笑顔を見せて話を弾ませ、さらに「実は妻がミシガン州大出身なんだ」という話もしてくれた。ミシガン州大はオハイオ州大とともにミシガン大にとって永遠のライバル校であり、直接対決になると夫婦間でトラッシュトークが展開されるそうだ。
マーチマッドネスの醍醐味である波乱の演出ということでは、栃木ブレックスのライアン・ロシターが経験者としてあげられる。2008年に第13シードだったシエナ大が、1回戦で第4シードのバンダービルト大を撃破した試合で、1年生だったロシターは14分間で2点、4リバウンド。翌年には第8シード対第9シードの対戦だったといえ、シエナ大が名門オハイオ州大を2OTの激戦の末に撃破。ロシターは47分間のプレーで16点、15リバウンドという大活躍で勝利に貢献している。
マーチマッドネスがいい思い出ばかりとも限らない。オフレコで聞いた話しなので名前を伏せておくが、NCAAトーナメントで負けた相手とビッグショットを決めた選手の名前を禁句にしている選手もいるそうだ。
八村塁がゴンザガ大の一員として活躍したこともあり、日本におけるNCAAの注目度は上昇中。現在Bリーグに在籍している外国籍選手の大学時代をチェックしてみると、選手間のいろいろなつながりもわかり、Bリーグをより幅広く楽しむ一環にもなりうるのでお勧め。なお、NCAAディビジョン1でプレーした経歴のある選手であれば、大学時代のスタッツを以下のサイトで名前を入力して検索すれば、知ることができる。興味のある方はぜひチェックしてみては…。
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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