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野球 コラム 2026年7月18日

山本由伸、成長と課題を抱えながらV3へ向かう

MLBコラム by 山田 結軌
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オールスターの会見に出席した山本

エースとしてV3に向かう。オールスターでの登板がなかったロサンゼルス・ドジャース山本 由伸投手(27)は、後半戦の第3戦、7月19日(日本時間20日 午前8:20開始)のニューヨーク・ヤンキース戦で先発する。投げ合う相手は、キャム・シュリットラー投手(25)。9勝(5敗)、防御率2.05を誇る新エースだ。

メジャーリーグ中継2026

山本はメジャー3年目。オールスターでは、手応えと難しさを明かしていた。

「年々収穫というか、自分が成長してると感じる部分はすごく増えてるんですけど、それと同時に悔しい思いをしたり、課題に思う部分、自分の力不足に感じる部分もすごく増えたなと感じています」

より高いレベルを目指すからこそ「自分の力不足」が見える。ワールドシリーズ3連覇を目指す王者のエースとして、9月と10月に向けて調子を上げる、というミッションがある。

前半戦、ナ・リーグ西地区では、2位のダイヤモンドバックスに11.5ゲーム差をつけている。地区優勝への道のりは順調だ。ポストシーズン以降を見据え、ドジャースとしては徐々にチームの状態を整え、調子を上げていかなくてはいけない。

「すごく能力の高い選手が多いなと思います。どのチームにもすごい選手がいて、今まで名前を聞いてなかったような、知らなかった選手でもめちゃくちゃすごい人がいるなというのは、3年目になって余計に感じる」

次から次に才能ある選手が出現する。百戦錬磨のベテランや、勢いのある若手との戦いが、日々繰り返される。そこで自身を高め、勝つために全力を尽くす。

レッドカーペット・ショーで園田通訳と参加する山本

「とにかく1試合1試合しっかり投げていくことだと思います。チームにはベテランの選手がすごく多いので、リーダーのような存在がたくさんいてすごくまとまりがあるので、しっかりその一員としてとにかく必死にできることは何でもという気持ちで取り組んでいます」

勝利を知り、勝つための仕事を理解している選手がそろう。山本は、先発ローテーション投手として中心となる期待がかかる。守護神のディアス、先発のスネルとグラスノーが負傷離脱している。山本は離脱できない責任とプレッシャーがある。その中で試行錯誤を続け。高みに向かっている。

「技術の面でも色んなピッチングスタイルも少しずつ変えていったり、新しいことを出したり、元々してたことがどんどん上手になっていったり、そういった色んな部分が少しずつ良い状態になって、総合的に一歩前進というか、そんな感覚はあります」

一つ一つの技術を磨きながら、投球の幅も広げてきた。結果だけではなく、内容を冷静に分析し、次の登板に生かす。その積み重ねが、山本をメジャー屈指の先発投手へと成長させている。

後半戦最初の登板では、防御率2.05のシュリットラーと対峙する。勢いのある右腕との投手戦を制し、王者を再び加速させられるか。最大の目標は、10月の最後まで勝ち続けることにある。

成長と課題を同時に感じながら迎えるメジャー3年目の後半戦。ワールドシリーズ3連覇へ向け、エース山本の戦いが再び始まる。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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