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三森大貴に水をかける牧秀悟
6月4日の東北楽天戦で、ベイスターズは0-7の8回から逆転勝ちを収めました。7点差以上をひっくり返して勝利したのは、2024年5月11日の阪神戦以来、2年ぶり12度目で、この数字は12球団最多となっています。
大逆転勝ちと言えば、リーグ優勝と日本一を達成した1998年7月の巨人戦で、0-7から最終的に13-12で勝利し、連夜のサヨナラ勝ちで勢いづいたチームが38年ぶりとなる栄冠へ突き進んだ試合が印象的ですが、今回はチーム名が、横浜DeNAベイスターズとなった2012年以降、5度あった7点ビハインドからの逆転勝利を振り返ってみましょう。
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DeNAベイスターズとなって2年目の2013年、この年は7点差ビハインドからの逆転勝ちが3度と、非常に派手なシーズンでした。
まずは5月10日の巨人戦。7回表終了時点で、3-10とリードされましたが、7回裏に多村仁とモーガンの本塁打などで一挙6点を奪って1点差まで迫り、9回裏に再び多村が巨人5番手の西村健太朗から2打席連続弾となるサヨナラ3ランを放って勝利しました。
続いて同年8月20日の阪神戦。先発した三浦大輔が3回表に一挙7点を奪われて、0-7となりましたが、その裏すぐに、阪神先発のメッセンジャーから、後藤武敏の本塁打などで3点を返すと、4回には梶谷隆幸の2ランなどで一挙5点を奪って逆転。
その後、再び同点とされた後、迎えた9回裏に、阪神5番手の安藤優也から中村紀洋がサヨナラ安打を放って4時間ちょうどの熱戦に決着が付きました。
さらにその11日後の8月31日の東京ヤクルト戦。先発した井納翔一の乱調で4回を終了した時点で1-8とされましたが、ブランコの本塁打などで小刻みに反撃して、7回までに5-8まで追い上げ、8回にモーガンの3ランなどで一挙6点を奪って逆転。
最終的に12-9のスコアで、両チーム合わせて29安打(ベイスターズ15安打、スワローズ14安打)の乱打戦を制しました。
その後は5年間、7点差以上の逆転勝ちはありませんでしたが、2019年9月19日、広島戦で6年ぶりとなる大逆転勝利がありました。
この試合は、先発した今永昇太が5回までに鈴木 誠也と長野 久義に本塁打を浴びるなど、0-7とリードされましたが、6回裏にソトが3ランを放って反撃の狼煙を上げると、流れが一変。さらに満塁とした後、梶谷隆幸のグランドスラムで一挙7点を奪って試合を振り出しに戻しました。
その後は會澤 翼の本塁打で勝ち越しを許しましたが、すぐに梶谷が今度は同点のタイムリーを放って試合は延長戦に突入。そして延長11回、広島6番手の今村 猛からソトがこの試合2本目となるサヨナラ3ランを放って11対8で勝利しました。
そして直近の7点差以上逆転勝ちが、冒頭で記した阪神戦でした。序盤から乱打戦となったこの試合は、先発した中川 楓が3回までに9点を奪われて、2-9と劣勢の展開。
しかし、4回裏に1点を返すと、5回には佐野 恵太のタイムリーと京田 陽太の満走者一掃のタイムリー二塁打で一挙4点を奪って7-9と2点差に。そして8回裏、蝦名 達夫が同点2ランを放ち、筒香 嘉智が勝ち越しの一発。さらに牧 秀悟もダメ押しの本塁打で、11-9と劇的勝利を飾りました。
これまでの逆転劇12試合中、敵地での逆転は2度(1982年広島戦@広島、2013年ヤクルト戦@神宮)のみで、本拠地が10度。横浜スタジアムでは8度(1975年阪神戦は川崎、1984年阪神戦は仙台での主催試合)となっています。
これまでもっとも多く大逆転試合があった月は、8月で3度(2001年広島戦、2013年阪神戦、ヤクルト戦)ですが、今季ももう一度、あの興奮を味わいたいものです。
文:大久保泰伸/写真:産経新聞社
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大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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