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野球 コラム 2026年4月29日

鈴木誠也、7戦5発も「調子とかどうでもいい」

MLBコラム by 山田 結軌
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鈴木誠也(カブス)

左右の日本スラッガーが本塁打の量産体制に入った。カブスの鈴木誠也外野手(31)は4月27日(日本時間28日)のパドレス戦(サンディエゴ)で5号ソロ。直近7試合で5発。

そして、ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は両リーグ単独トップの12号を放った。試合後、誠也は自ら切り出し「ムネ、ホームラン打ったスね。すごいな」と後輩の快進撃に言及した。

「すごい。まじですごいです。これが、仮に後半打てなくなったとしても、すごい」

メジャー1年目。自身も生活、練習のルーティーン、投手のタイミングなど適応に迫られた過去がある。だからこそ、スタートダッシュが成功した後輩の活躍を喜んでいる。

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「(今は)いろいろ試してるんじゃないですか? 1年目でこれから攻め方も変わってくる。まだ4月だし、これから勉強することがたくさんある。こういう打撃ができるということを周りに見せつけている。最初、評判は三振が多いとかいろいろ言われましたけど、彼本来の力が出せている。周りも認めざるを得ない。これからも(いい打撃が)続くんじゃないかと思っています」

鈴木も村上に負けじと、状態を上げている。7試合で5本、打率.317、強打者の代表的な指標であるOPS(長打率+出塁率).990を誇る。それでも調子を問えば「よくわからないですね。調子とかどうでもよくなってきました」と即答。

好調か不調に左右されず、レギュラーを張る以上は常に結果を出す。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝・ベネズエラ戦で痛めた右膝は完治していないが、フィールドに立ち続ける。チームの地区優勝へ貢献する。その強い意志がある。

「あれは出来すぎというか、いい反応ができた。外いっぱいのスライダーは全く頭になかったので、反応で打てた」

3点を負う2回先頭で左中間へ、反撃の5号。3回1死一、二塁では左前打でチャンスメーク。1ストライクからの2球目は、内角高めのストライク判定。しかし、チャレンジでボール判定に覆った。

『ベースボール・サバント』によると鈴木は入団以来、2022~25年まで「ボールゾーンをストライク判定された」球が284球。過去4シーズンではメジャー1位だ。ABSチャレンジ制度の導入でこの不運から逃れることができる。

「僕は1年目はそれ(ストライク・ボールの判定)で崩されていた。審判のストライクゾーンで、そこまでストライクかというボールを打ちに行かなければいけなかった。そういう意味ではプラスになっている」

カウント1-1から左前打を放ち、次打者のバレステロスの満塁弾につなげた。今は自分の選球眼を信用できる。だから、四球も選び、強打できる球を見極めることが可能だ。

試合は7-9で敗れ、3連敗。しかし、序盤はカブス打線が先発右腕、試合前までの防御率1.88のバスケスを圧倒した。誠也の言葉を借りれば自分の調子は「どうでもいい」。右膝の状態も万全ではない。それでも連敗ストップの勝利を目指し、全力を尽くす。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

J SPORTS 放送情報

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    5月1日(金)午後 4:45 J SPORTS 1で初回放送 ※リピート放送あり

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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