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野球 コラム 2026年4月27日

吉田正尚、現状を乗り越える思考

MLBコラム by 山田 結軌
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打撃練習に備える吉田

苦しい状況でも前を向く。毎日を変わらぬ準備でベストを尽くすために過ごしている。ボストン・レッドソックス吉田 正尚外野手(32)は、定まらない起用法にも、ひたむきに野球と向き合っている。J SPORTSへのインタビューで胸の内を明かしている。

「練習ではやっぱり自分がうまくなるために毎日球場に来て取り組んでいる。試合での結果が必要になってくるんですけれども。その繰り返しじゃないですかね。やっぱうまくなりたい、もっと打ちたいという気持ちがあれば、なんとか乗り越えられると思います」

メジャーリーグ中継2026

前回の記事でも書いたように日本の誇るヒットメーカーでさえ、不遇を強いられている。

チームの低迷もあり、4月25日(日本時間26日)にコーラ監督を含む首脳陣、合計6人が解任された。まだ4月とはいえ、球団幹部が危機感を抱いている証だ。だが、指揮官が変われども、吉田の起用法に大きな変化はないと思われる。外野陣、DHには充実した戦力があるからだ。

「プレーヤーである以上やっぱり、スタメンで出て、しっかり4打席5打席に立って、チームに貢献する、守備走塁も含めて。いまそれが難しい立場ではある。ただチームスポーツでありながら個人スポーツであるように、野球ってそういう難しい部分がある。チーム全体として考えれば、(自分は)やっぱり必要な人物でチームに残っているわけですから、それを今しっかりかみ締めてやれること、自分のベストを尽くす」

打撃練習を終えた吉田

先発出場か、代打か。起用法は自分では決められない。選手は誰もがそうだ。吉田は、いわば準レギュラー。1週間で2~3度のスタメンに備え、毎日を過ごす。ただ、決して調子が良いとはいえないことも自覚している。

「(打席)内容では差し込まれるゴロだったり、(バットの)芯に当たっていない。やっぱり強くコンタクトできてない部分が多いですから、そこら辺はまだまだ、だと思ってます」

今季は5年総額9000万ドル(約143億円)の4年目。吉田が、レッドソックスとの契約満了後もメジャーでのプレー希望があるのかどうか、現状では分からない。もしかすると、本人もまだ決めていないかもしれない。ただ、いまは己の立場を理解し、最善の準備を尽くすことだけに集中している。

「チーム内の序列も自分の位置というのは今、高くはないでしょうから、やっぱりそこは自分がこの4年間(過去3シーズンと今季)で積み重ねてきたものの結果だと思っている。もう一度しっかり信頼をつかめるような結果が今後、必要になってくる」

レギュラーシーズンは、まだ130試合以上ある。ア・リーグ東地区最下位に沈むチームを浮上させるため、吉田の力は必要だ。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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