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今永昇太(カブス)
『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者が今季のカブスを振り返る記事を投稿し、その中で、日本からやって来たルーキー左腕を選出している。
同記者は現地9月29日(日本時間30日)付で「カブスのシーズンを振り返る:ショウタは輝き、教訓が立ちはだかる」と題した記事を投稿。その冒頭で、今季カブスの「決定的瞬間」として、今永昇太が先発登板した試合で、カブスが継投ノーヒットノーランを達成した現地9月4日のパイレーツ戦を選出。
「ルーキーセンセーションのショウタ・イマナガがノースサイダースの先発マウンドに上がり、歴史的な夜が始まったのは、2024年シーズンに相応しい出だしとなった」と切り出した上で、7回を無安打無失点に抑えた今永から、ネイト・ピアーソン、そしてポーター・ホッジへと継投して快挙を達成した夜を振り返った。
さらに同記者は「チームMVP」と副題をつけたセクションでは、「打者に明確な選択肢がない中、ここでの選択は、カブスにとって明らかに今季最大のストーリーであるイマナガとなる」とした。
その上で、「1月に4年5300万ドル(当時約77億円)で契約した日本人左腕は、ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞と新人王の投票で間違いなく票を獲得するシーズンを送った」と左腕のシーズンを評した。
さらに「イマナガは先発登板したキャリア最初の9試合で、史上最も優れた防御率(0.84)をマークし、シーズンをスタートさせた。MLB初年度で29試合に先発登板したイマナガは、173回1/3を投げ、防御率2.91、174奪三振、28四球をマーク。カブスは彼が投げた試合の成績を23勝6敗とした」と、今永の傑出したルーキーイヤーを振り返った。
ちなみに今永は今季のナ・リーグにおいて規定に達した投手では、勝利数(15)、防御率(2.91)、WHIP(1.02)でトップ3に入っており、クオリティ・スタート(19)でも4位にランクインしているほか、奪三振と与四球の比率を表すK/BB(6.21)、さらには許した盗塁数の少なさ(3)でリーグ首位に君臨。
その他、牽制球による刺殺の数(3)、そして与四球率(1.45)でもそれぞれリーグ2位(タイを含む)にランクインしている。
なお、ポール・スキーンズの獲得が有力視されるナ・リーグ新人王争いでは、最新のオッズで今永は4番手となっている。
J SPORTS 編集部
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