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野球 コラム 2024年4月19日

前田健太、例年通り苦しむ4月。現地メディアは「5月の前田が待ち遠しい」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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前田健太(タイガース)

前回の登板で上り調子を印象付けたデトロイトのベテラン右腕だったが、再び4月の「業務平常通り」へ戻ってしまったようだ。

タイガース前田健太は、4月18日(日本時間19日)に今季初勝利を期して、本拠地コメリカパークでのレンジャーズ戦に先発登板するも、現ワールドシリーズ王者に3被弾を喫するなど、2回2/3、63球を投げ、7安打6失点(自責5)、2奪三振2四球としたところで悔しい早期降板となった。前田に勝敗はつかず、試合はタイガースが9-10で惜敗した。

現地局『CBSスポーツ』は同日付で電子版に掲載した記事の中で、この日の右腕について、「マエダにとっては、強力なテキサス打線を相手にしたタフな日となった」とした上で、3回途中で降板するまでに3被弾したことについて手短に振り返り、「これでマエダの防御率は7.64まで上がり、被本塁打はリーグ最多の7となった」と伝えた。

一方、『MLB.com』は試合後に掲載したレポート記事の冒頭でタイガースの守備の綻びについて指摘した上で、「ホーム8連戦を3勝5敗したタイガースについて、それ以外で学んだ3つのこと」と銘打ち、その第2項目として「メイ・エダ(May-eda/5月の前田の意)が待ち遠しい」との小見出しをつけ、「ケンタ・マエダは土曜のツインズ戦では良い投球を見せたが、木曜の試合では、打者わずか17人に対し3本塁打を浴びるなど、以前の苦闘へ逆戻りしてしまった」と伝えた。

続けて記事では、「彼はスプリッターに対する打球の平均初速を時速99.9マイル(160.8キロ)と打ち込まれ、これにはアドリス・ガルシアに打たれた3回のソロホーマーも含まれる」と、右腕が決め球の1つとするスプリットが痛打されたことについて触れた。

そして、「マエダがキャリアを通じて4月に苦しんでいることはよく知られているが、彼は木曜に、自身の木曜の投球を非競争的と断じた上で、復調へ向け課題が残されていることを認めた」と伝えている。

次回登板は現地23日の敵地レイズ戦の予定となっているが、「復調の5月」へ向け、次戦のマウンドでしっかりと手応えをつかみたいところだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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