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侍ジャパンvs.広島
11月16日(木)に開幕を迎える「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」へ向けた直前合宿で、最終調整を行う野球日本代表(侍ジャパン)が、練習試合で広島東洋カープと対戦した。
井端弘和新監督のもと、装い新たにスタートを切った侍ジャパン。同監督にとって初陣となった10日の巨人との練習試合では完封負けを喫したが、果たして大会前最後の実戦でどのような修正を施すのか。
2日前と打って変わり、日差しはありながも風の強いコンディションとなった宮崎市の「SOKKENスタジアム】。後攻の侍ジャパンは、先発マウンドを任された今井達也(西武)が快調な立ち上がりを見せる。
2023年にキャリア初の2桁勝利(10勝5敗/防御率2.30)を挙げた最速157キロを誇る右腕は、マウンド上で長髪をなびかせつつ1番・中村貴浩から速球で三振を奪うと、2番・矢野雅哉、そして3番・林晃太を連続して一塁ゴロに仕留め、三者凡退で悠々とダグアウトへ引き揚げる。
先制点の欲しい侍ジャパンは初回、広島先発の黒原拓未相手に、リードオフ起用された佐藤輝明(阪神)が空振り三振に倒れると、2番・岡林勇希(中日)はセンター前へ単打を放つも、二盗失敗で二死となると、3番・森下翔太(阪神)は三振で討ち取られ、打者3人で攻撃を終える。
今井は2回に入り、球が抜ける場面が散見されるようになり、先頭の4番・末包昇大を内野ゴロで退けた直後、5番・田村俊介を四球で歩かせる。6番・中村健人はフルカウントから遊ゴロに打ち取るも、走者は進塁し、二死2塁に。しかし、7番・二俣翔一に対してはストライクを先行させ、カウント0-2から外角への速球で見逃しでの三振を奪う。
すると、この裏の攻撃で侍ジャパンが試合を動かす。前戦に続いてこの試合も4番に入った牧秀悟(横浜DeNA)が内野安打で出塁すると、5番・小園海斗(広島)もライト前への単打で続き、無死1・2塁とする。
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