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千賀滉大(メッツ)
千賀滉大がMLBデビューシーズンで快挙を達成した。メッツのルーキー右腕は現地9月27日(日本時間28日)、本拠地シティフィールドでのマーリンズ戦に先発登板すると、5回96球を投げ、3安打2失点、8奪三振3四球と好投。クオリティスタートはならず、勝敗もつかなかったものの、シーズン200奪三振到達という勲章を手にした。試合はメッツが2-4で敗れた。
◆試合結果
マーリンズ|1 0 0 1 0 0 0 0 2|4
メ ッ ツ|0 1 0 1 0 0 0 0 0|2
この日のダブルヘッダーでは、千賀のチームメイトのフランシスコ・リンドーアが計3本塁打を放ち「30-30」(30本塁打、30盗塁)を達成したことから、地元紙『ニューヨーク・ポスト』は試合後、電子版に「メッツのフランシスコ・リンドーアとコウダイ・センガが大台に到達」と題した記事を掲載し、期待外れのシーズンを終えようとしているチームにあって、輝きを放った2人の選手を讃えた。
記事では、「失望の海が周囲を取り巻くなか、フランシスコ・リンドーアとコウダイ・センガは期待通り、あるいはそれを上回る活躍を見せた数少ないメッツの選手のなかの2人だった」と前置きし、続けて「両者のシーズン全体を通したパフォーマンスは、2人がどれだけ一貫して有益であったかを支持する節目の数字を残すことで報われた」した上で、リンドーアの30-30と千賀の200奪三振到達を伝えた。
今季の千賀について記事では、「5年7500万ドル(当時のレートで約100億円)という契約が瞬く間にバーゲンのように見えた」とシーズン序盤から期待を大きく上回るパフォーマンスを見せたことについて触れた。
そして、「マックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーで持ち切りだったローテーションにあって、センガはエースであり続けた」と、ルーキーながら先発ローテーションの大黒柱であり続けたことについて振り返り、「彼はナ・リーグ新人王争いだけでなく、サイ・ヤング賞争いについての会話に入ってくるだろう」と、シーズン終了後の個人賞への見通しについて言及した。
また、記事では「8奪三振の夜を送ったセンガは、アメリカ本土でのデビューシーズンを202奪三振で終えることになるが、メッツの投手による200奪三振達成はこれが13人目であり、ルーキーとしてこの数字に到達した2人目のメッツの投手として、ドワイト・グッデンの仲間入りを果たした」と、メッツでは新人での200奪三振到達が、先ごろ永久欠番となったレジェンド以来2人目の快挙だったことを伝えた。
J SPORTS 編集部
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