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菊池雄星(ブルージェイズ)
今季躍進を続ける左腕がチームの連敗を阻止する出色のパフォーマンスを披露した。ブルージェイズの菊池雄星は現地7月2日(日本時間3日)、本拠地ロジャースセンターでのオリオールズ戦に先発登板すると、同じアメリカンリーグ東地区首位を走る難敵相手に6回91球を投げ、6安打1失点、3奪三振1四球と好投し。
今季7度目のクオリティスタート達成で9勝目を挙げた。4-1で勝利したブルージェイズは連敗を「3」でストップし、ワイルドカード3枠目を堅持した。
◆試合結果
オリオールズ |0 0 0 0 1 0 0 0 0|1
ブルージェイズ|0 0 0 1 0 3 0 0 X|4
現地紙『トロント・サン』は同日付で電子版に掲載した試合のラップアップ記事の中で、「先発した直近12試合中、10試合を2失点以下に抑えている」左腕について、「ここ2日はクリス・バシットとヒョンジン・リュが打ち崩されていたが、ジェイズはこの日先発のユウセイ・キクチから、6回6安打1失点3奪三振と力強いパフォーマンスを得た」と伝えた。
一方、『MLB.com』でブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は、試合後に投稿したレポート記事の中で、「ユウセイ・キクチはブルージェイズに6回1失点のパフォーマンスをもたらし、役割を完璧に果たして防御率を3.67に下げた」と、この試合での左腕の活躍について端的に伝えた上で、「ブルージェイズの多くの選手たちが期待通りのプレーができずに苦しんでいるシーズンにあって、キクチはそんな物を吹き飛ばしている輝かしい例となっている」と絶賛した。
さらに同記者は、「今回はキクチにとってトロントの選手として54試合目の出場となったが、これまで監督がここまで惜しみない賞賛を送ったことはほとんどなかった」と前置きした上で、ジョン・シュナイダー監督による「彼は完全に傑出していた。立ち上がりから切れのある投球をしていた。彼はカーブとスライダーをゾーンから外れた場所に決めていた。彼のカーブ、スライダー、そして速球はとにかく素晴らしかった」。
「ハードコンタクト(強い当たり)はそんなに多くなかった。彼がオフシーズンにライアン・マウントキャスル(オリオールズの一塁手)のことを見たくないと思っているのは確かなところだろうが、彼は素晴らしかった。彼の投球はスイッチが入っていた」とのコメントを伝えた。
J SPORTS 編集部
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