前田健太、7回途中2失点の好投で勝利に貢献。ストレートの平均球速はここ2年で最速を記録

前田健太（ツインズ）

ツインズの前田健太は現地7月19日（日本時間20日）、敵地Tモバイルパークで先発登板すると、7回途中3安打2失点、9奪三振無四球の快投で今季2度目のクオリティスタートを達成した。前田に勝敗はつかなかったものの、試合はツインズが6-3で勝利し、右腕の好投がチームの連勝につながる形となった。

◆試合結果
ツインズ　｜0 1 0 0 2 0 0 1 2｜6
マリナーズ｜0 0 0 0 0 1 2 0 0｜3

現地局『CBSスポーツ』は同日付で電子版に前田の好パフォーマンスを伝える記事を掲載し、この試合の右腕の投球内容について、「マエダは最初の5回でわずか1安打しか許さず、それもダブルプレーで帳消しになった。マエダは6回にトム・マーフィーからソロ本塁打を被弾すると、7回にも自責点がついた」と要約した上で、この試合は「今季、彼による最高の登板の1つだった」と評した。

一方、現地紙『スター・トリビューン』は試合後、「マックス・ケプラーが打棒と足で、マリナーズを下したツインズの火付け役となる」と題したレポート記事を電子版に掲載し、この日の右腕のパフォーマンスについて「ケンタ・マエダも、6回1/3を投げ、対戦した21人の打者のうち18人を討ち取る自らの活躍で、ケプラーの復活に匹敵」と振り返った。

その上で、「オールスターブレーク後、2度目の先発となったマエダは見事な投球を見せ、前回オークランドにて3回4四球と苦闘したパフォーマンスを一転させた」と右腕によるバウンスバックを強調。

さらに好投の要因について、「ここ2年で最速となる平均91.8マイル（147.7キロ）と、2020年シーズンを思い起こさせる速球を武器に、マエダはJ.P.クロフォードにポテンヒットを許して自身の夜をスタートさせるも、その後の15打者を連続で討ち取り、うち8人からは三振を奪った」と、速球の球速が好調時に戻りつつある点を指摘した。

前田の次回登板は、現地24日に本拠地ターゲットフィールドで行われるマリナーズ戦となっており、再びルイス・カスティーヨとの投げ合いに臨むこととなる。