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大谷翔平(エンジェルス)
二刀流スターが三塁打の本数でもMLB単独トップに躍り出た。エンジェルスの大谷翔平は現地7月18日(日本時間19日)、本拠地エンジェルスタジアムでのヤンキース戦に「2番・指名打者」で先発出場すると、5回の第3打席に適時三塁打を放つなど、3打数1安打1打点1四球としてチームによる5-1の勝利に貢献した。
◆試合結果
ヤンキース|0 0 1 0 0 0 0 0 0|1
エンゼルス|2 0 1 0 2 0 0 0 X|5
これで大谷は本塁打(35)、長打率(.680)、OPS(1.072)、被打率(.192)に加え、三塁打(7)でもMLB全体の単独首位に立った。なお、これ以外のスタッツでは打点をアメリカン・リーグ2位(首位と4差の76)、打率(.307)を同6位(首位は.318)、奪三振(139)を同3位(首位は153)としている。
また、大谷はこの試合の結果、すでに本塁打と三塁打で昨年の数字を上回っており(2022年シーズンは34本塁打、6三塁打)、三塁打に関してはキャリアハイ(2021年の8本)にあと1本まで迫っている。
チーム成績に目を向けると、ともにア・リーグでワイルドカード枠を争うヤンキースに2連勝したことで、エンジェルスは勝率5割に復帰し、ワイルドカード3枠目とのゲーム差を4.5とした。
このチーム成績が二刀流スターの去就にとって、センシティブな問題であるのは周知の通りであり、8月1日(現地時間)のトレード・デッドラインが刻一刻と忍び寄るなか、このワイルドカードに関するゲーム差は、今季が契約最終年となる大谷とエンジェルスにとって、大きな意味を持つことになりそうだが、現地メディアには、今後2週間ほどの成績に関係なく、エンジェルスは大谷をトレードに出さないだろうと見方を示す向きもあるようだ。
現地誌『スポーツ・イラストレイテッド』は現地18日付で電子版に掲載した記事の中で、エンジェルスにとって大谷の去就は「大きなジレンマ」と表現し、「エンジェルスがオオタニを放出して、その見返りに何かを得るのは、賢明な動きになり得る」としつつ、「MLBアナリストのマイク・フェリンは、たとえそれが球団にとって最善の利益になるとしても、オーナーのアート・モレノは、球団にオオタニのトレードを許可しないと見ている」と続けた。
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