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菊池雄星(ブルージェイズ)
ブルージェイズの菊池雄星は現地7月16日(日本時間17日)、本拠地ロジャースセンターでのダイアモンドバックス戦に先発登板すると、制球に苦しんだ序盤に球数がかさんだことで、4回2/3を投げ2安打2失点(自責1)、4奪三振3四球で降板となった。試合はブルージェイズが7-5で勝利し、菊池に勝敗はつかずキャリアハイとなる今季8勝目は次戦以降へ持ち越しとなった。
『MLB.com』でブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は試合後、「好調を維持するブルージェイズにあって、キクチの役割に疑問が漂う」と題した記事を投稿し、ブルージェイズの先発ローテーションにおける今後の左腕の立ち位置について疑問を投げかけた。
同記者は記事の冒頭で、「ブルージェイズの先発ローテーションで最大の不確定要素となっているユウセイ・キクチには、興味深い数週間が待っている」と前置きした上で、この試合の左腕について、「7-5で勝利しダイアモンドバックスをスイープした日曜午後の試合では、2022年と2023年モデルの両バージョンのキクチが見られた」と評した。
序盤の2イニングはボールが先行したことでトラブルを招きつつ、3回以降は「シーズンを通して我々の見てきた、ほぼ全ての人の期待を上回り、アレク・マノアの抜けていたブルージェイズの先発ローテーションを支えた見事な左腕だった」と伝えた。
さらに記事では、「ジョン・シュナイダー監督は、試合中に修正したキクチのスライダーについて強調しつつ、今後は彼にとって『効率の良さ』が鍵となると述べた」とした上で、シュナイダー監督による「我々は優先順位があるなかで、投球数を目安にしている」。
「彼に対し、相手は多くの右打者を揃えてくるが、我々の構築の仕方や、持っている(ブルペンの)オプションによっては、今日のように早めの継投になることもある。彼は効率良く投げ、素早くアウトを獲り、全ての球種が機能しているときはゲームの深い回まで投げられるんだ」とのコメントを引用。
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