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前田健太(ツインズ)
復帰後の前田健太が磐石の安定感を持続させている。独立記念日にあたる現地7月4日(日本時間5日)、本拠地ターゲットフィールドでのロイヤルズ戦に先発登板したツインズの右腕は、7回3安打2失点(自責1)、9奪三振1四球と支配的なパフォーマンスを展開して今季初のクオリティスタート(6回、自責3以下)をハイクオリティスタート(7回、自責2以下)で達成し、今季2勝目を挙げた。
前田によるターゲットフィールドでの勝利は、2021年8月14日のレイズ戦以来であり、これで前田は負傷者リストから復帰した6月23日のタイガース戦以降、3試合に先発登板し、計17回を投げ自責点3、21奪三振としている。
◆試合結果
ロイヤルズ|0 0 0 2 0 0 0 0 1|3
ツインズ |1 0 3 0 2 0 3 0 X|9
地元紙『スター・トリビューン』は試合後、電子版に掲載したレポート記事の中で、この日の右腕について、「序盤の得点の援護により支えられたケンタ・マエダは、シーズンハイの7回を投げ、9奪三振をマークした」とした上で、「彼は4点をリードしていた4回に、ボビー・ウィットJr.に2ラン本塁打を許すも、それ以外では走者に二塁を踏ませなかった」と振り返った。
また、この日の好投ぶりについては、「スプリットとスライダーの制球が素晴らしかったマエダは、最後の打者8人を討ち取った」とし、「彼は最後の打者を三振に討ち取ると、雄叫びを上げマウンドから飛び降りた。彼が7回を投げ切ったのは2021年7月22日以来であり、ダグアウトでロッコ・バルデリ監督と握手をした彼は笑みを浮かべた」と伝えている。
一方、『MLB.com』でツインズを担当するドヒョン・パク記者は、同日付で前田の快投を報じる記事を投稿し、その中でバルデリ監督による「これが我々の求めていたもの。これが我々の望んでいたもの。我々は何年か前にサイ・ヤング賞投票で2位に入った男がいることをわきまえているわけだが、あれこそ、リーグのサイ・ヤング2位的な技量だ。あれこそ、我々の知っている彼の姿であり、シーズンが進む中で、我々はああいうパフォーマンスを更に求めていくわけだが、今の彼は正にそれをやっている」とのコメントを引用。
その上で、「マエダが主にスライダーとスプリットで対戦する打線をアタックするのは周知のことだが、それでもロイヤルズはほとんど応戦できず、マエダは最初の3人と最後の2人の打者を三振に討ち取った」と、前田のパフォーマンスを端的に伝えている。
J SPORTS 編集部
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