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広島東洋カープ
中日に負け越しで勝率5割を割るも、どん底のヤクルトに同一カード3連勝で4勝2敗と勝ち越し。貯金2でいよいよ迎える交流戦は、今年こそ『鬼門』を払拭してもらいたいものです。
◆先週の試合結果 23日(火)広島 1-3 中日 ●大瀬良 24日(水)広島 6-2 中日 ○九里 25日(木)広島 2-8 中日 ●コルニエル 26日(金)広島 6-4 ヤクルト ○島内/S矢崎 27日(土)広島 4-1 ヤクルト ○森下 28日(日)広島 3-1 ヤクルト ○アンダーソン/S島内
◆先発投手陣の明暗(明)
5月24日の中日戦で7回1失点と好投し、今季本拠地初勝利となったのが九里亜蓮。今季の3勝はいずれも同カードのもので、21年は対戦成績が4勝1敗、昨季も対戦防御率1点台と『竜キラー』の真骨頂を発揮した。
27日のヤクルト戦では、森下暢仁が7回無失点で今季初勝利を挙げた。オフの右肘手術から復帰した右腕は、自身284日ぶりの勝ち星となった。28日にはアンダーソンが7回1失点で今季3勝目。昨季は巨人戦で来日初登板初勝利の鮮烈デビューを飾り、今季もここまでの2勝は巨人戦だったが、昨季は対戦防御率4.63と、もっとも苦手としたヤクルトから自身初勝利となった。
◆先発投手陣の明暗(暗)
23日の中日戦に先発した大瀬良大地は、5回までのリードを守れず今季3敗目。5月12日以来のマウンドで、7回途中3失点は悪い内容ではないが、解説者の達川光男氏が絶賛した開幕前の前評判に比べると、現在の数字は周囲だけでなく、本人も満足していないはずだ。
25日のコルニエルは、4回まで無失点の投球を続けたが、本塁打で失点した5回に四球や味方のミスも絡んで5失点。先発転向の今季は初登板から安定した投球を続けていたが、勝ち星に恵まれず、ここ2試合は連続して5失点と、悪い流れに入り始めている。
26日のヤクルト戦では黒原拓未がプロ初先発。初回の無死1・2塁のピンチで山田哲人、村上宗隆らを抑えた小気味いい投球は新井貴浩監督も評価したが、3回までに6点の援護をもらいながら、4回に3失点してイニング途中で降板し、試合後には二軍での再調整が決まった。
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