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ダルビッシュ有(パドレス)
パドレスのダルビッシュ有は現地4月30日(日本時間5月1日)、ジャイアンツとのメキシコシリーズ第2戦に先発登板すると、4回までに3被弾4失点と、標高2200mを超える高地のスタジアムで苦戦するも、その後は持ち前の修正力で持ち直し、6回97球を投げ、9安打4失点、9奪三振無四球と、先発投手としての役割を果たして降板した。試合は8回に逆転したパドレスが6-4で接戦を制し、ダルビッシュに勝敗はつかなかった。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、試合後に投稿したレポート記事の中で、この日のダルビッシュのパフォーマンスについて、「ベテラン右腕は今季最初の3本の本塁打を許すなど、4失点を喫するも、高地で6回を投げ、重い負担のかかっているブルペンの温存を助けた」と振り返った。
一方、地元紙『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン』は同日付で電子版に試合の要点を振り返る記事を掲載し、「パドレスの先発投手は、投げるのにタフな場所で6回を投げた」との小見出しをつけつつ、その冒頭で、「ユウ・ダルビッシュのように多くの球種を持ち、あれほど頻繁に調整への適応力を見せる投手は特殊である」とした。
その上で、失点シーンについて触れながらも、「その後、ダルビッシュは8者連続で討ち取るなど、対戦した最後の打者10人中9人を討ち取った。彼は最後の9アウトのうち7つを三振で記録し、全体では9奪三振とした」と伝えた。
さらに記事では、この試合の途中から右腕がアンタッチャブルとなった要因について、「ダルビッシュは、横に大きく変化するスライダーを断念し、速いスライダー、カッター、そしてスプリットフィンガーファストボールに重きを置いたことで、この日を一変させた」とした。
そして、「捕手のオースティン・ノラは、『僕らは下への大きな変化が、ボールを空中に上げさせないということに気付き始めたんだ』と、試合途中のプラン変更について述べた」と伝えている。
J SPORTS 編集部
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