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ダルビッシュ有
WBCに日本でのキャンプから参加したことで、変則的な春を過ごしたパドレスのダルビッシュ有は現地4月4日(日本時間5日)、本拠地ペトコパークでのダイアモンドバックス戦で今季初めて先発登板。
制球に苦しみながらも、5回91球を投げ、3安打1失点、3奪三振4四球として、パドレスが5-1でリードする状況で、勝利投手の権利を持って降板した。しかし、パドレスはブルペンが崩壊したことで逆転を許し、最終的に6-8で試合に敗れた。
現地紙『サンディエゴ・ユニオントリビューン』は試合後、電子版に掲載した速報記事の冒頭で、「マニー・マチャドユウ・ダルビッシュは、予期していたより、あるいは望んでいたより短い1日を送った」とし、クオリティスタートの達成が半ば通常運転化しているエースが5回終了で降板し、主砲のマニー・マチャドが1回の打席で球審に異議を唱えて退場となったことを手短に伝えた。
また、右腕の投球については、「いつもとは違う春を経て鈍っていたダルビッシュは、91球を投げてお役御免となり、その間、4四球と2死球を与えた」と制球に精彩を欠いたことを示唆した上で、この春の変則的なスケジュールについて触れ、直近のマイナーリーグでの調整試合では5回80球を投げていたことから、「火曜の目的は90球投げることであり、6回を投げきることが望まれていた」と伝えた。
一方、新ルールであるピッチクロック絡みの判定を巡る抗議で、初回に退場となったマチャドについては、「ボブ・メルビン監督は、マチャドを指名打者で起用することで、彼に『半日休』を与えると言及していたが、実質的に丸1日の休みとなった」と伝えている。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJカッサベル記者も試合後に投稿した記事で、この場面について触れており、「マチャドはこの新しいピッチタイマーに関する異議で退場となったメジャーリーガー第1号となった」としつつ、退場の理由について、「MLBは各球団に、このピッチクロックの違反に関する異議は、ストライク・ボール判定に対する異議と同等とみなすと指示しており、それはこの判定に対し異議を唱えた者は誰であれ退場処分となることを意味する」と説明している。
J SPORTS 編集部
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