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【ハイライト動画あり】カリブ海決戦はプエルトリコが勝ってメキシコの待つ準々決勝へ。優勝候補筆頭のドミニカ共和国は1次ラウンド敗退。WBC 1次ラウンド プールD
野球好きコラム by J SPORTS 編集部ドミニカ共和国vs.プエルトリコ
すでにベネズエラが首位での準々決勝進出を決めた『死の組』プールDは、ドミニカ共和国とプエルトリコ、このカリブ海隣国ライバル決戦で勝利した方がベスト8への残り1枠を手にするという、単純明快な状況で1次ラウンド最終戦のプレーボールを迎えた。
熱気溢れるスタジアムがワールドシリーズを思わせる雰囲気となる中で始まった運命の一戦は、両軍の先発投手が、対峙する強力打線から揃って2三振を奪う気合の入った立ち上がりを見せる無得点イニングの幕開けに。
試合は両軍ともに細かく継投するブルペンゲームになることが予想されるなか、プエルトリコは2回二死1・2塁で2番手のジョバニ・モランをマウンドに送ると、ワイルドピッチで走者を進めるも、フランシスコ・メヒアを三振に打ち取りピンチを脱する。
ピンチの後にチャンス、ならぬ得点あり。プエルトリコは3回に先頭のクリスティアン・バスケスが左翼へソロ本塁打を放ち、出し抜けに先制パンチを浴びせる。さらに単打で無死1塁としたところで、マーティン・マルドナードが一塁側へ、技ありのセーフティバントを決め、無死1・2塁とチャンスを広げる。
ドミニカ共和国はここで投手をブライアン・アブレイユに交代するも、流れを引き戻すことはできず、プエルトリコはフランシスコ・リンドーアとキケ・ヘルナンデスの連続適時打で3-0とすると、その後も内野ゴロの間に1点を加え、4-0とする。
しかし、ドミニカ共和国もその裏の攻撃で、先頭のフアン・ソトが高めに浮いたフォーシームを完璧に捉えたノーダウターのソロ弾を放ち、1点を返す。プエルトリコは5回一死でリンドーアがセンター前へ弾き返すと、これを中堅手のフリオ・ロドリゲスが後逸。リンドーアは快足を飛ばして生還し、貴重な追加点を挙げる。
対するドミニカ共和国は5回裏に、相手4番手アレクシス・ディアスの乱調により2四球と単打で無死満塁として主砲のマニー・マチャドが打席に立つも、ここは併殺打の間に1点を返すに留まる。
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