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【ハイライト動画あり】メキシコ打線がアメリカ投手陣を打ち崩し快勝。優勝候補は早くも1敗。WBC 1次ラウンド プールC
野球好きコラム by J SPORTS 編集部アメリカvs.メキシコ
前日にアメリカ開催の1次ラウンドが開幕した「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(以下WBC)は、この日チェースフィールドで行われたナイトゲームで、早くもアメリカとメキシコが合間見えるプールCの頂上決戦が実現した。
順調に白星発進を遂げたアメリカに対し、初戦でコロンビアに惜敗したメキシコは、この第2戦を落とすと苦しくなるが、WBCの舞台ではアメリカに2勝1敗で勝ち越しており、歴史的には優位に立っている。
試合が動いたのは1回。メキシコは一死1塁でジョーイ・メネセスにノーダウターの先制2ラン弾が出て先制に成功。一方、アメリカ先発のニック・マルティネスは、立ち上がりこそバタつくも、2回はメキシコ打線を三者凡退に打ち取る。
するとアメリカは2回、一死からカイル・タッカーの三塁打とティム・アンダーソンの適時打で1点を返す。しかし、メキシコも3回に二死1・3塁からアイザック・バレデスがシフトの裏をつく打撃を見せて3-1とリードを広げ、主導権を握り続ける。
優勢に試合を進めるメキシコは4回、登板したばかりのアメリカ3番手ブレイディ・シンガーを捉え、二死2塁からランディ・アロサレナによる適時二塁打で1点を追加すると、その後、二死1・2塁からメネセスが左中間スタンドへ、この日2本目となる3ラン弾を放ち、7-1とアメリカを突き放す。
反撃に転じたいアメリカは6回に先頭のマイク・トラウトが大会初安打で出塁するも、後がつながらず、試合は完全にメキシコが支配したまま終盤へ。7回にアメリカがウィル・スミスのソロ本塁打で1点を返すと、逆にこれが起爆剤となったのか、メキシコは8回、アロサレナの適時二塁打を皮切りに4得点を挙げ、11-2とリードを広げる。
敗色濃厚となったアメリカは8回、それまで沈黙していた打線が突如として覚醒し、2本の適時二塁打で3点を返し、11-5とする。しかし、時すでに遅く、9回はそのままスコアが動くことなく終了。メキシコにとっては、単に1勝1敗の五分に戻す以上に大きな意味を持つ1勝となった。
◆試合結果
メキシコ|2 0 1 4 0 0 0 4 0|11
アメリカ|0 1 0 0 0 0 1 3 0| 5
◆プールC 順位表
1位 カナダ 1勝0敗
1位 コロンビア 1勝0敗
3位 メキシコ 1勝1敗
3位 アメリカ 1勝1敗
5位 イギリス 0勝2敗
2023 WORLD BASEBALL CLASSIC
【ハイライト動画】アメリカ vs. メキシコ
J SPORTS 編集部
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