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大谷翔平、2023年の契約を結ぶ
現地10月1日、来シーズン終了後に自由契約選手となる大谷翔平が、オフシーズンの年俸調停を回避し、エンジェルスと1年3000万ドル(43億4000万円)で2023年シーズンの契約を結んだことが明らかとなった。
現地局『フォックスニュース』は同日付で電子版に「オオタニが2023年シーズンへ歴史的契約に署名」と題した速報記事を掲載し、二刀流スターの大型契約について伝えた。
記事では、冒頭で大谷が3000万ドルで2023年シーズンの契約に合意したことを伝えた上で、「この契約は、年俸調停回避の1年契約としては、ムーキー・ベッツが2020年に結んだ2700万ドルを抜き、史上最高額となった」とした。
さらに、大谷の2022年の年俸が550万ドル(約8億円)だったことから、「彼の2450万ドル(約35億5000万円)の増額は、1年間の増額としては過去最高である」と伝えている。
記事では、大谷のこれまでのメジャーにおけるキャリアを振り返った上で、二刀流選手として歴史的快挙を達成した翌年となる今季については、「マウンドではさらに良くなっている」とした。
「9回あたりの奪三振率を11.9としてア・リーグのトップで(MLB全体で2位)、防御率2.35はMLBで6番目に低い」ことから、「仮に、アーロン・ジャッジが三冠王を狙いつつ、ロジャー・マリスのアメリカン・リーグ最多本塁打に並んでいなければ、彼は今季もMVPの大本命だっただろう」としている。
同様に、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者も速報記事で、大谷の年俸調停を回避する1年契約について伝えている。
記事によると現地土曜に行われるレンジャーズ戦を前に、フィル・ネビン監督代行はこの契約について、「彼にとって素晴らしいこと。オフシーズンを迎える上での安心感ということからも、私は良いことだと思う」。
「これは、私の部門のことではないが、彼の監督でいることは、喜びであり、まだ、もうしばらく一緒に入られたらと思っている」と述べたとのこと。
また、ボリンジャー記者は大谷の2023年以降について、「この1年契約は、来年より先のオオタニのエンジェルスとの未来について、何も変えることはない」とした。
その上で、「オオタニは既にもう1年は球団の支配下にあったわけで、今回は通常よりも早い段階で調停を回避したに過ぎない。また、これによりエンジェルスがこのオフシーズンにオオタニをトレードする可能性が排除されたわけではないが、それはこれまで通り、全くありそうにないことだ」としている。
J SPORTS 編集部
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