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鈴木誠也、2試合連続で3出塁
カブスの鈴木誠也は、現地8月28日(日本時間29日)の敵地ブルワーズ戦に「2番・右翼」で先発出場すると、2回の適時打で1打点をマークするなど、3打数1安打1打点2四球とした。試合は7-9でカブスが敗れ、ミルウォーキーでのシリーズは1勝2敗の負け越しとなった。
それでも、『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、敗戦の中にも光明ありと見たようで、試合後に「このカブスの3人はシーズン終盤へ向けヒートアップしている」と題した記事を投稿。
チームの敗戦を伝える記事の中で、「セイヤ・スズキ、フランミル・レイエス、そしてニコ・ホーナーの3人は傑出した働きを見せている」と、チーム内のポジティブな部分にスポットライトを当てている。
バスティアン記者は、その好調3選手の筆頭として鈴木を取り上げており、ルーキーイヤーでプレーする和製スラッガーについて、「カブスは5年8500万ドル(当時101億円)でスズキと契約した際、彼にとって今季は学びの期間がたくさん待っているであろうことを予期していた」とした。
その上で、「素晴らしい4月を経て、この外野手にとってMLB最初のシーズンは予想通りになった」とし、「スズキはケガにより6月はプレーから遠ざかったが、月間のOPSを算出すると、.934(4月)、.616(5月)、.782(7月)、そして.676(8月)となっている」と、今季の成績を振り返った。
さらに記事では、カブスのデビッド・ロス監督による「単にルーキーが自分のやり方を模索しようとしているだけのこと。私は、この浮き沈みや、彼が、自分のタイミング、何が自分にとって上手く行くのか、どれくらい練習するべきか、そしてどれくらい学習するべきかを把握し、試合に出場してプレーしてきたことは、彼にとってかなり良かったと思っている」とのコメントを引用し、鈴木によるMLB1年目の試行錯誤を説明した。
そして、「日曜の敗戦でスズキは2四球を引き出しつつ、2回にはブルワーズ左腕のエリック・ラウラーから適時打を放った」ことと、「スズキによる2つのアウトの打球初速は時速105.1マイル(169,1キロ)と103.9マイル(167.2キロ)だった」点を指摘。
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