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野球 コラム 2021年8月4日

菊池雄星、久々にクオリティスタートを達成

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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菊池雄星、7勝目

マリナーズの菊池雄星は現地8月3日(日本時間4日)、敵地トロピカーナフィールドでのレイズ戦に先発登板すると、6回6安打2失点(自責1)、5奪三振2四球の力投で、久々のクオリティスタートを達成すると共に、今季7勝目を挙げた。

現地スポーツニュースサイト『TSN』は同日付で「キクチは効果的」と題した記事を掲載し、その冒頭で「ユウセイ・キクチは効果的に6回を投げ、エイブラハム・トロと、ジャレッド・ケレニックが本塁打を打ち、シアトル・マリナーズがタンパベイ・レイズに4-2で勝利」と伝えた。

そして通訳を介した本人の言葉として、「キクチは“今夜は最高の投球ができた感じはしませんでしたが、重要な局面で良い投球ができたと思いますし、特に変化球が良かったと思います”と述べた」と伝えた。

一方、『MLB.com』は試合後に掲載した速報記事で、この試合で殊勲の本塁打を打ったトロに焦点を当てており、菊池については、「マリナーズの左腕、ユウセイ・キクチは6回を投げ、2失点、自責1で、そこまで助けを必要とせず、トロがその援護をまかなった」と振り返った。

現地紙『シアトルタイムズ』は、同日付けで電子版に「マリナーズは攻撃でユウセイ・キクチによる力強い登板を援護」と題した記事を掲載。その中で、この日の左腕の出来については、「彼はこれまでの登板と比べ、全球種で球速が若干落ちたため、そこまで支配的ではなかった」とした。

それでも全体的には「マリナーズはまたしても左腕のユウセイ・キクチからソリッドな登板を得た」と評価し、「キクチはこの試合の最初の1球に悔いを残すも、今季20試合目の先発で13度目のクオリティスタートを達成した」と伝えた。

シーズン前半に目覚ましいパフォーマンスを見せていた菊池にとっては、ここ数試合は苦しい登板が続いてだけに、今回の勝利は本人にとっても、プレーオフ進出を懸けた上位争いを続けるチームにとっても、弾みをつける上で、大きな意味のある1勝となりそうだ。

J SPORTS編集部

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