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野球 コラム 2021年6月19日

大谷翔平、1試合2発。そしてホームランダービー出場表明で現地メディアが盛り上がる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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エンジェルスの大谷翔平は現地6月18日(日本時間19日)、本拠地エンジェルスタジアムでのタイガース戦に2番・指名打者で先発出場し、第3打席で右翼スタンド前方へ飛び込む弾丸ライナーの第20号2ラン本塁打を放つと、第5打席には左中間へ第21号弾を運んだ。

大谷は試合前に、今季オールスターの前日に行われるホームランダービーへの出場を表明しており、直後の試合でその正当性を主張するとともに、大舞台でのビッグフライへ向けた期待値と興奮度をマックスレベルまで押し上げることとなった。

なお、大谷のホームランダービー出場については、現地メディアもその一報について快哉を叫ぶかの如く伝えている。

ホームランダービーに出場を表明

地元紙、『オレンジカウンティレジスター』は、同日付で電子版に掲載した大谷のホームランダービー出場を伝える記事の中で、大谷が過去に日本のオールスターでホームラン競争に出場したことについて触れている。

さらに今季オールスター投票の指名打者部門で、目下首位に立っていることから、「この2日間はオオタニにとって、彼が2018年シーズン前にエンジェルスと契約して以来、全国的な舞台でその優れた腕前を披露する最高の機会となる」と伝えた。

また、記事によるとホームランダービー出場によるケガのリスクについて問われたジョー・マドン監督は、大谷の出場を問題ないとしており、「彼は間違いなくその手腕を発揮すると私は信じている。彼はそういうのが好きなんだ」。

「これまでの全てのホームランダービーと話は同じことだ。彼は出るべきか出ないべきか、あるいは彼はケガをするのではないか、という疑問が生じるのではないかということだが、私はそういう風には考えない。これは彼がさらにその腕前の素晴らしさを披露する機会なんだ」と述べたとのこと。

一方、同じく地元紙の『ロサンゼルスタイムズ』は、同日付で電子版に掲載した記事の冒頭で、「ショウヘイ・オオタニは、既に今季MLBで最大のストーリーだったが、来月、彼はこのスポーツで一番大きな舞台にも立つことになった」と伝えている。

そして、ホームランダービーや翌日のオールスター戦が行われるクアーズフィールドの標高が高いことから、「特にボールが良く飛ぶ標高の高いデンバーで行われことから、オオタニの出場は、既に二刀流スターが見せてきた沢山の名場面で彩られている今シーズンに、さらなる名場面を加えることになるだろう」と報じた。

記事によると、マドン監督は大谷について、「とにかく、テレビをつけてチャンネルを合わせ、彼の周囲にある興奮を見ないわけにはいかないんだ」。

「例え、野球ファンでなくとも、彼のスタッツを見れば、“この男は今年、投手をやっていて、既に20何本ものホームランを打っていて、盗塁までしている”となり、どこかの時点で、“うわ、これちょっと普通じゃないな”となるだろう。その範囲たるや、信じ難いものなんだ」と述べたとのこと。

現地スポーツ局の『ESPN』も電子版で大谷のホームランダービー出場を伝えており、記事の中で「打者は1ラウンド(対戦)毎に4分間与えられ、限定されたタイムアウトを取ることも許されており、ラウンド中に440フィート越えのホームランを2本放つと、30秒のボーナスタイムがもらえる」とルールについて触れた。

その上で、「オオタニは今季(440フィート越えを)4本打っており、それ以上打っているのはブラディミール・ゲレーロJr.と、フェルナンド・タティスJr.のみである」と、大谷の優位性を伝えている。

当然のことながら、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者もこの件についての記事を投稿しており、「マドン監督は、オオタニがベースボールというゲーム自体の成長を助けており、このホームランダービーは、このスポーツのファンでない人々の注目を引くかもしれないことを指摘した」として、マドン監督による次のコメントを引用した。

「マイケル・ジョーダンを楽しむのにバスケットボールファンである必要はないし、トム・ブレイディを楽しむのにフットボールファンである必要はないんだ。ショウヘイの能力を堪能するのに、真のベースボールファンである必要はないんだ」。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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