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6月8日(火)1回戦 東京ドーム第2試合
第70回全日本大学野球選手権記念大会は7日に開幕し、8日(火)が大会2日目。神宮球場、東京ドームで3試合が行われる。東京ドームの第2試合は共栄大学(東京新学生大学連盟)と東北福祉大学(仙台六大学連盟)の対戦だった。
東北福祉大は第67回大会の優勝校で、椋木蓮はドラフト上位候補に挙がる右スリークォーターだ。ただし、この試合で東北福祉の先発は左腕・三浦瑞樹だった。
共栄大は2回表、この回先頭の5番・高嶋壮汰が右中間にソロ本塁打を放つ。一死1・2塁から相手の悪送球でもう1点を加え、さらに四球でランナーを溜めて二死満塁。ここで3番・中里壱成がセカンド前の内野安打を放ち、果敢な走塁もあって一挙に2人が生還する。共栄は三浦から4点を奪って降板に追い込んだ。
東北福祉大は3回裏。3番・大里昂生が二死1・2塁からレフト線にタイムリー2塁打で2点を返す。4回裏にも7番・杉澤龍のタイムリー3塁打、8番・戸高誠也はセンター犠牲フライで2点を挙げ、同点に追いついた。
しかし、共栄大は先発の右腕・赤坂大輔がここから粘りの投球を見せる。速球の最速こそ141キロにとどまったが、制球力が高く、落ちる変化球も有効。その後は終盤まで相手打線に追加点を許さない。
共栄大は5回表に2つの押し出しで2点を加えると、さらに9番・井出恭太郎がライト前タイムリー安打を放ち、8-4と再びリードを奪った。
東北福祉大は7回から登板した4番手の右腕・有本雄大が最速152キロの速球で相手打線を三者凡退に打ち取ると、8回からはついに椋木蓮が登場。最速154キロの豪速球で場内をどよめかせた。
しかし、試合の大勢に変化なし。9回に両校が1点ずつを加え、9-5で試合は終了。共栄大は赤坂大輔が9回を投げ切り、全日本大学野球選手権で初勝利、2回戦進出を決めている。
全日本大学野球選手権2021
【ハイライト】東北福祉大学 vs. 共栄大学
◆試合結果
共栄大学|0 4 0 0 4 0 0 0 1|9
東北福祉|0 0 2 2 0 0 0 0 1|5
◆バッテリー
・共栄大学:◯赤坂-釣谷
・東北福祉:三浦●細川、坂根、有本、椋木-戸高
文:大島和人
J SPORTS 編集部
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