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野球 コラム 2020年12月26日

シーバー、モーガン、ブロック・・・「2020年のさようなら 今年旅立った元メジャーリーガー」

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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53年に高校から即メジャーへ。すると、20歳で首位打者に輝いた。その後は強打&ゴールドグラブ10度受賞の強肩の外野手としてタイガース一筋に計22年プレーヤーし、「ミスター・タイガー」と呼ばれた。球宴出場は15回だった。キャリア唯一となる68年のワールドシリーズシリーズでは、打率.379&2本塁打OPS1.055と大活躍し、23年ぶりの世界一に大きく貢献した。74年を最後に、通算3007安打も399本塁打で引退。「息子がカレッジに入り親元を離れる前に一夏を一緒に過ごしたい」との想いからだった。80年の殿堂入りを機に、背番号6は球団初の欠番になった。引退後もデトロイト近郊に在住し、球団フロント名誉職、ブロードキャスター、スプリングトレーニングでのインストラクターなどを歴任。最後まで「ミスター・タイガー」だった。

ボブ・ワトソン(5月14日没 享年74歳)

66年にアストロズでデビュー。19年のキャリアで打率.295、184本塁打を記録した。ちなみに内117本はアウェイで稼いだもの。現役時代の大部分の本拠地が広いアストロドームや左中間が広大だったヤンキー・スタジアム(彼は右打)だった影響もありそうだ。これでも十分立派な成績だが、引退後のキャリアではそれ以上の成功を収めた。コーチを経て93年にアストロズでGMに。史上2人目の黒人GMだった。95年オフにヤンキースのGMとなり、翌シーズンにはワールドシリーズを制した初の黒人GMとなった。その後はMLB機構で要職に就いた。

トム・シーバー(8月31日没 享年75歳)

69年奇跡の世界一の立役者でメッツ史上最大のスター。低迷期のメッツ在籍が長いが、通算勝率.603は同時期の300勝投手(他はスティーブ・カールトン、ドン・サットン、ノーラン・ライアン、フィル・ニークロ、ゲイロード・ペリー)中トップだ。「ドロップ&ライド」のフォームでサイ・ヤング3度受賞。9年連続200奪三振以上は今もメジャー記録だ。甘いマスクと74年と78年の2度の来日で日本でもファンが多かった。もっとも、74年は夫人が出産を控え彼自身は難色を示したが、主催者の強い要望に押し切られたようだ。92年殿堂入りの得票率98.84%は昨年まで史上最高だった。2019年に認知症を患っていることが公表された。

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