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野球 コラム 2020年12月26日

シーバー、モーガン、ブロック・・・「2020年のさようなら 今年旅立った元メジャーリーガー」

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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ルー・ブロック(9月6日没 享年81歳)

デビューはカブスだったが、本格開花は64年途中にカージナルスに移籍してから。カブスが放出したのは、一説には当時カブスにはブロックを含め黒人選手が多かったためとも。「球団幹部がファンの反発を恐れたんだ、カブスをモナークス(かつてのニグロリーグの名門)にする気か!って言われるのをね」と、当時のコーチで自身もニグロリーグのレジェンドだったバック・オニールは語っている。単年118盗塁(74年)と通算938盗塁はともに一時はメジャー記録で、通算安打も3023本。一方WARは43.2と低い。四球が少なく守備は不得手のためだ。しかし、70年代のスピード野球に先鞭を付けた歴史的意義と64年、67年、68年と計3度のワールドシリーズ(全て第7戦まで絡れ込んだ)での打率.391、OPS1.079、14盗塁という傑出した活躍で、間違いなく球史に残る存在だ。85年殿堂入り。糖尿病で晩年にスピードスターの命とも言える足を切断した。正に断腸の思いだったろう。

ボブ・ギブソン(10月2日没 享年84歳)

同僚ブロックの後を追うように世を去った。投手上位の60年代の象徴で、68年は飛ぶボール導入の1920年以降ベストの防御率1.12を記録。34先発で28完投だった。完投できなかった6登板も7回以降に代打を送られたためで、実質KOはなし。59年から75年までカージナルス一筋で通算251勝。投球後は一塁側に倒れ込む「2時35分を示す時計の針のような」(J.G.テイラー・スピンク賞作家のロジャー・エンジェル)躍動感あふれるフォームで、サイ・ヤング賞は70年にも受賞している。球宴選出は9度。攻撃的な投球で、自伝では「9つの球種を操ったよ。2種類の速球、2種類のスライダーにカーブ、チェンジアップ、それと退け反らせる投球、当てる投球、倒す投球だ」と述べている。81年殿堂入り。

ホワイティ・フォード(10月8日没 享年91歳)

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