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野球 コラム 2020年9月10日

ダルビッシュ有、好投も敗戦投手。現地メディアは「人間らしさ見せた」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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8連勝ならず

シカゴ・カブスのダルビッシュ有は現地9日(日本時間10日)、今季8連勝を期して本拠地でのレッズ戦に先発登板し、6回2安打3失点9奪三振と好投するも、打線が沈黙し今季2敗目を喫した。

『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、同日付で投稿した記事の冒頭で、「水曜夜にユウ・ダルビッシュのレッズに対する登板が終わったとき、彼のナショナル・リーグのサイヤング賞候補に関する肩書きに傷はつかなかった」とコメント。

その上で、「しかしながら、対戦した3打者に対して、彼はようやく人間らしいことを見せた」と伝えた。

この日、3失点した初回について、マイク・ムスターカスに決勝点となる3ランホームランを許した際、その起点となった2者連続四球について、記事では「昨年5月31日以来となる連続四球」と、これがダルビッシュにとってかなり稀な出来事であったことを悔やんだ。

さらに「3与四球は昨年6月5日以来であり、26試合続いていた2与四球以下のキャリアベストとなる連続記録が途切れた」と、この日ダルビッシュが許した四球の多さ(あるいは少なさ?)について振り返った。

記事によると、カブスのデビッド・ロス監督は試合後、この日のダルビッシュの投球について、「初回に2四球というのは、今年の彼らしくなかった。彼はこれまで良く四球を限定してきたが、あの回は最終的にあの四球にやられてしまった」。

「ムスターカスの大きな一発、あれが試合を決めてしまった」と述べ、初回以降、これまで通り支配的な投球を見せた右腕について、「彼は素晴らしい仕事をしている。さっきも言ったように、あの一発だけだった。初回以降、彼はこれまで通りの良い投球をしたと思う」と述べたとのこと。

また、前回の登板に続き、この日も投げ合いとなった同じくサイヤング賞候補のトレバー・バウアーとダルビッシュの関係について「以前、代理人が同じだったダルビッシュとバウアーは互いを尊敬し合っている」とし、「この日は、ツイッターでやり取りがあった」。

その上で、バウアーが「友よ、今夜は健闘を祈る。最高の投球をした方が勝てれば良いね。ついでに、君のYouTubeのフォロワーに僕を紹介してくれない?君と肩を並べたいのだけど、ちょっと遅れを取っているんだ」。

「どちらにしろ、今日会うのを楽しみにしているし、幸運を祈るよ!」とツイートしたのに対し、ダルビッシュが「絶対、僕のチャンネルで君のことを話すよ」と返答したエピソードを紹介した。

今後も、この2人によるナ・リーグ中地区の良いラバル関係は続きそうである。

J SPORTS編集部

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