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『MLB.com』でエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者が現地19日付の記事で伝えたところによると、二刀流で2020年シーズンに臨む大谷翔平の“投手バージョン”の方は、毎週日曜(日本時間では毎週月曜)に見られることになる見通しのようだ。
現地19日に行われたエンゼルスの紅白戦で、サマーキャンプ3度目の登板を務め、5回を投げて1失点6奪三振4四球とした大谷について、記事では「よりシャープになった」とコメント。
「制球については、キャンプ中、発展途上の段階にある」としつつ、「ただし、打者に当ててしまう恐れがあることから、彼はチームメイトに対して投げるのは好きではないと言及している」と、このところ課題となっていた制球の要因の一端を明かした。
記事によると、大谷本人は二刀流としての準備は万全であると確信しており、開幕戦からその直後の週末について、「金曜に指名打者としてラインナップに名を連ね、日曜に先発マウンドに上がることを目標としている」とのことである。
また、『MLB.com』は先日この場でお知らせした球団毎に2つの鍵となる質問を設定して展開するシーズンプレビューのシリーズにて、現地18日付で掲載した記事でアメリンア・リーグ西地区をピックアップ。
今季のエンゼルスで鍵となる存在として、その筆頭に大谷を選び、「球団は本当にオオタニを解き放つのか?」と問うている。
記事では、「ショウヘイ・オオタニは素晴らしい先発投手であり、素晴らしい打者でもあるが、両方同時にではない、という見解がある」と前置きし、「これに持ち堪えるための肉体的な要求は、誰にとっても酷であり、彼でさえそうなのである」とした。
「これまでのところ、この見解は、まあ、誤りではなかった」としつつ、「しかし今、彼は手術から回復し、打線の中軸で打っており、今季は色々な楽しい実験を試せる短縮シーズンとなるのである」と、60試合に短縮されたシーズンが大谷にとってフルにそのポテンシャルを発揮する上で有利に働くと予想。
その上で、次の文章で大谷に関する段落を締め括った。
「もし“完全なるショウヘイ・オオタニ体験”をできるときがあるとすれば、それは今年でしょ?」
J SPORTS 編集部
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