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今季からレイズに移籍した筒香嘉智が、フロリダでの春季キャンプでメジャー1年目の門出を迎えたのは既報の通り。
当初、外野手としての開幕ロースター入りが予想されていた筒香だが、現地では和製スラッガーを三塁手候補の1人としても目しているようだ。
『MLB.com』でレイズを担当するフアン・トリビオ記者は、現地20日付の記事で、レイズにおけるホットコーナー(三塁)の現状を次のように伝えた。
「レイズは10年近くにわたり、エバン・ロンゴリアがホットコーナーを担当していたため、三塁に頭を悩ます必要がなかった。以降、レイズは同ポジションにさらなる生産性を模索してきた。
その模索は2020年も続くことになるかもしれない。体調万全だったマット・ダフィーが球団での2年半に渡り、上々のプレーを見せた一方、レイズは今、三塁に対し手に余るほどのオプションを持ったまま、2020年シーズンを迎えようとしている。
レイズは2019年に152通りのラインナップを起用したが、ロースターに多様化が進んだことから、今季ケビン・キャッシュ監督がさらに多くのコンビネーションを試すことになるという予想は、全くもって的外れにはならないだろう。
オプションと多様性により、レイズは同ポジションのスターターを固定することにはならない。そのかわり、球団は対戦投手に合わせて多くの違った見方を持てるようになる」。
さらにトリビオ記者は、記事の中で「全てのオプション中、ヤンディ・ディアスはこのポジションでの経験が最も豊富であり、三塁で大部分のプレー時間を得ることが予想され、特に相手投手が左腕の場合はそうなるだろう」としつつ、筒香を次のように評している。
「土曜にグレープフルーツリーグ(フロリダでのオープン戦)が開幕するなか、ツツゴウの起用法は注目の1つとなるが、彼はスプリング・トレーニングの期間中、三塁で多くの練習を行うことが予想される。
ツツゴウは日本での10年間で三塁手としては、わずか108試合しかプレーしておらず、2013年以降は16試合のみとなっている。しかしながら、日本人スラッガーはこれまでのところ、三塁で守備練習を行っており、スプリング・トレーニングでは同ポジションでプレー時間を得ることが予想される。
ツツゴウは左翼、そして指名打者としてもプレーするが、対右腕では三塁で起用されることもあるだろう」。
筒香の起用法はこの春のみどころの1つとなりそうだ。
J SPORTS 編集部
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