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社会人野球の“実力日本一決定戦”として知られる「第44回社会人野球日本選手権大会」は、11月11日(日)に準決勝を迎える。新日鐵住金鹿島、JFE西日本、三菱重工名古屋、東芝が4強に進出した。
◆準決勝第1試合:新日鐵住金鹿島vs.JFE東日本 “製鉄会社対決”
新日鐵住金鹿島は1回戦で三菱重工広島、2回戦で西濃運輸、準々決勝で日本新薬を下しての勝ち上がり。エースは横浜DeNAから3位指名を受けている右腕・大貫晋一だ。
彼は延長12回を投げ切った1回戦に続き、準々決勝の日本新薬戦も1失点完投勝利を挙げ、実力を証明している。
中1日で開催される準決勝は、ローテーションを考えると2回戦と同様に元阪神・玉置隆、元横浜DeNA・伊藤拓郎の出番がありそう。
玉置は球速こそ平凡だが、縦に落ちる変化球に強みを持ち、プロで10年以上プレーしたキャリアを活かした「渋い」投球を見せる右腕だ。
打線は2番・レフトの堀越匠が2回戦で6打数4安打3打点、3回戦は4打数2安打2打点と絶好調。東洋大時代に「日本一」を経験している彼だが、社会人でも「日本一」を奪えるか。
JFE西日本は1回戦で宮崎梅田学園、2回戦で東海理化、準々決勝で日本生命を下しての勝ち上がり。いずれも完封勝利で、投手陣の奮闘が光る。
1回戦、準々決勝と2完封を挙げているのが高卒2年目の左腕・河野竜生。鳴門高時代にも甲子園に3度出場しており当時から評価は高かったが、社会人でも素晴らしい成長を見せている。
速球が強烈に速いというタイプではないが、テイクバックの小さい独特のフォームと、変化球も含めた「切れ」で打者を戸惑わせる。
他にも2回戦で5イニングを零封する好リリーフを見せた技巧派左腕・中川一斗、昨年まで横浜DeNAで7年プレーしていた右腕・小林寛など、全国大会のマウンドを任せ得る人材がいる。
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