人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

バレーボール コラム 2026年8月10日

SVリーグ王座奪還に燃える大阪マーヴェラス、福村心優美&徳元菜々美がビーチバレー挑戦で強めた成長への意欲

SVリーグコラム by 坂口 功将
  • Line

福村心優美(左)と徳元菜々美(大阪マーヴェラス)

大同生命SV.LEAGUEの各チームは、10月開幕の2026-27シーズンに向けて、強化を進めている。なかには国際親善試合を含めた海外遠征を実施したチームもあり、女子の大阪マーヴェラスは8月1・2日に韓国で行われた『チェジュ 2026 女子バレーボールトップクラブスーパーマッチ』に参加した。

2年連続でチャンピオンシップに進みながら、連覇を逃した雪辱を果たさんと臨む大阪MV。キャプテンには新たに塩出 仁美が就き、また副キャプテンにはベテランの林 琴奈が新任、東 美奈が継続して務める。いずれもトップカテゴリーで経験を重ねてきている面々。その一方で、ギラギラと野心をのぞかせた若手がいた。

今年6月5日、JR大阪駅に臨む『グランフロント大阪うめきた広場』で開催された『ビーチバレーボールエキシビションマッチ大阪 SV.LEAGUE WOMEN』。SVリーグの女子チームがインドアのコートから砂の上に舞台を移したこの日、大阪をホームとする大阪MVは入団2季目の福村 心優美とルーキーの徳元 菜々美がペアを組んで出場した。

東京グレートベアーズ 2026-27 プレシーズンマッチ

福村は就実高校(岡山)、徳元は金蘭会高校(大阪)、とともに言わずとしれた高校バレーボール界の名門校出身だが、ビーチバレーの競技歴は皆無。何度か練習の機会を設けたとはいえ、いざ本番では悪戦苦闘した。

「気持ちは前にいっても、身体が伴わない。また、アタックのジャンプがインドアとはまるで違って、ビーチバレーは両足を同時に踏み込む感覚が必要でした。レシーブはまだなんとか…ですが、ジャンプの踏み込みは最後まで難しかったです」(福村)

「私も同じくジャンプに、いちばんの違いを感じました。いつもみたいにジャンプしているのに、ほんとうに跳べなくて!それに、反応できるボールもある反面、まるで反応できなかったボールもたくさんありました」(徳元)

福村心優美(右/大阪マーヴェラス)

結果は参加10組中9位と奮わず、福村が「これが実力なので。この悔しさをインドアにつなげたいです」と言えば、徳元も「力不足です」と受け止めた。と同時に、2人からは前向きな言葉が聞かれた。

「まだチームはオフ期間(大会当時)なのですが、ビーチバレーをやったからか…なんだか早くインドアもやりたいなと思ってきました」(福村)

「ビーチバレーで求められた視野の広さや目の使い方をインドアでも活用することで、前よりもいいプレーができるのではないかと想像しています。経験したからにはインドアにつなげたいので…早く練習したいです!」(徳元)

そもそもビーチバレーに挑戦したのも、チームからの打診に加えて、自身をレベルアップさせたい思いがあったからだ。

「インドアをやっていくなかで、ビーチバレーも経験になると感じたので。このチャンスを逃したくないと思いました」と振り返る福村はルーキーイヤーの昨季、出場セット数は10にとどまり、2025-26シーズンのチャンピオンシップ ファイナルも登録メンバー入りはしたが、実際にコートに立つことはなかった。ただし、そこは学生時代からストイックにバレーと向き合っていた福村。

「マーヴェラスの先輩たちはほんとうに素晴らしい選手ばかりなので、見て学ぶことがいちばんの成長につながることを1年目で実感しました。ただ、その背中をいずれ越さないかぎり、自分もコートに入れません。ファイナルで負けた悔しさを持って、また1年、みんなと戦うので、そこで私は少しでも多く経験を積めるように頑張りたいです」

徳元菜々美(大阪マーヴェラス)

対する徳元も内定選手として合流してからおよそ半年が経った今、大阪MVというトップチームの環境をひしひしと味わっている。

「一緒に練習してみると、1つ1つのボールの質が高いんです。レシーブ練習にしてもレベルが高いので、1球ずつ噛み締めて、研究しながら取り組みたいと思っています。それに6対6の練習でも先輩たちのプレーすべてがお手本になっているので、若手のうちに吸収して、少しの時間でもコートに立てるように頑張ります」

今夏、束の間のビーチバレーに身を投じたフレッシャーズが、胸の内に宿す思いのままに成長を遂げれば――。それが、大阪MVの王座奪還を後押しする。

文/写真:坂口功将

インターハイ2026 全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会

坂口 功将

スポーツライター。1988年生まれ、兵庫県西宮市育ち。
「月刊バレーボール」編集部(日本文化出版)で8年間勤めたのち、2023年末に独立。主にバレーボールを取材・執筆し、小学生から大学生、国内外のクラブリーグ、そしてナショナルチームと幅広いカテゴリーを扱う。雑誌、ウェブメディアへの寄稿のほか、バレーボール関連の配信番組への出演やイタリア・セリエAの解説も務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
バレーボールを応援しよう!

バレーボールの放送・配信ページへ